まずはRuby on Railsのインストールから。
以前からずいぶん話題になっている Ruby on Rails を、今更ながら試してみたくなった。15分でブログを作るデモとか、Rails環境のインストールからwebアプリ作成まで10分で行うデモとか見てしまい、それなら自分でもやってみようと思い立った。
しかし... Rubyのことも、UNIXやターミナルコマンドのことにも、ほとんど無知な自分には、試行錯誤の連続が待っていた...。(おまけに英語の説明を読むのも苦手...。)
正しいかどうかは分からないが、うまく出来た時のやり方の記録である。
マシン環境
ダウンロード
Ruby on RailsのトップページからGet Startedをクリックして、ダウンロードページに行ってみた。 まずはダウンロード出来るモノを全てダウンロードしてみる。
ダウンロードしたもの(スライドショー)
- ruby-1.8.4.tar.gz
- rubygems-0.9.0.tgz
- Locomotive_2.0.8.dmg
- TextMate_1.5.3.dmg
- radrails-0.7.1-macosx-carbon.tar.gz
ダウンロードしたファイルは、デスクトップ上にdownloadというフォルダを新規作成して、全てその中に入れるようにした。downloadフォルダに入れたら、ダブルクリックして解凍しておく。
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- 「ダウンロード」と日本語を使ってしまうと、ターミナルで操作が必要になった時、文字化けして苦労してしまった...。フォルダ名は何でも良いが、英語の名前にしておくのが無難。
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Rubyのインストール
ダウンロードページのRubyの項目をよく読んでみると、Railsを使うためには、Rubyのバージョンは1.8.4を推薦すると書いてある。
1.8.2でも良いようだ。
1.8.3では駄目らしい。
確かOSX10.4にはRubyがインストール済と聞いたので、念のためRubyのバージョンを確認してみる。ターミナル(ユーティリティフォルダの中)を起動して、ruby -vコマンドを実行してみた。
ruby -v
...すると、こんな表示が...
ruby 1.8.2 (2004-12-25) [universal-darwin8.0]
最新版ではないけど、バージョン1.8.2なので、わざわざインストールしなくても使えるみたい。よし、Rubyはインストールせず、このまま次のステップに進むことにした。
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- 最新のソースファイルをダウンロードして、make、installするのは、また後日やってみようと思う。
- よくわかる人は、こちらに素晴らしいページが!
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RubyGemsのインストール
ダウンロードページのRubyGemsの項目をよく読んでみると、ダウンロードしたら「ruby setup.rb」を実行するように書いてあるとみた。
ターミナルでディレクトリを移動してから、管理者権限でコマンド実行。
パスワードを入力すると、こんな表示が...
Password:
- > bin
<--- bin
- > lib
...(途中省略)...
Successfully built RubyGem
Name: sources
Version: 0.0.1
File: sources-0.0.1.gem
Successfullyの表示が見えたので、うまくいったと勝手に判断。
Railsのインストール
ダウンロードページのrailsの項目をよく読んでみると、下記のコマンドでRailsとその依存するものすべてがインストール出来ると勝手に解釈し、ターミナルで管理者権限にして実行。
sudo gem install rails --include-dependencies
ファイルのダウンロードをしている少々の待ち時間のあと、
こんな表示に...。Railsとそれに関連するものがインストールされたようだ。
Need to update 9 gems from http://gems.rubyforge.org
.........
complete
Successfully installed rails-1.1.6
Successfully installed rake-0.7.1
Successfully installed activesupport-1.3.1
Successfully installed activerecord-1.14.4
Successfully installed actionpack-1.12.5
Successfully installed actionmailer-1.2.5
Successfully installed actionwebservice-1.1.6
...(以下省略)...
Railsアプリケーションのテスト
ダウンロードページのMake your applicationの項目を参考にテストしてみた。
ホームディレクトリ直下にrailsappディレクトリを作成し、testアプリケーションを作ってみた。
cd ~
mkdir railsapp
rails ~/railsapp/test
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- 「mkdir railsapp」のあと「cd railsapp」と実行しておけば「rails test」でも結果は同じ。
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...すると、こんな表示がズラズラと...
create
create app/controllers
create app/helpers
create app/models
...(途中省略)...
create log/server.log
create log/production.log
create log/development.log
create log/test.log
test ディレクトリへ移動して、ruby script/serverを実行。
cd ~/railsapp/test
ruby script/server
...すると、こんな表示が...
=> Booting WEBrick...
=> Rails application started on http://0.0.0.0:3000
=> Ctrl-C to shutdown server; call with --help for options
[2006-10-14 16:58:15] INFO WEBrick 1.3.1
[2006-10-14 16:58:15] INFO ruby 1.8.2 (2004-12-25) [universal-darwin8.0]
[2006-10-14 16:58:15] INFO WEBrick::HTTPServer#start: pid=1327 port=3000
サーバーが起動したようなので、http://0.0.0.0:3000へブラウザでアクセスしてみる。
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- http://127.0.0.1:3000や、http://localhost:3000も、みんな同じURLを示す。
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3行目のAbout your application’s environmentをクリックすれば、Ruby、RubyGems、Rails等々のバージョンも表示された。
どうやらRuby on Railsが動き始めたようだ。
(ctrl + c でサーバー終了)
これから少しずつ勉強して、レールに乗れるようになりたい...。