まずはRuby on Railsのインストールから。

以前からずいぶん話題になっている Ruby on Rails を、今更ながら試してみたくなった。15分でブログを作るデモとか、Rails環境のインストールからwebアプリ作成まで10分で行うデモとか見てしまい、それなら自分でもやってみようと思い立った。
しかし... Rubyのことも、UNIXやターミナルコマンドのことにも、ほとんど無知な自分には、試行錯誤の連続が待っていた...。(おまけに英語の説明を読むのも苦手...。)
正しいかどうかは分からないが、うまく出来た時のやり方の記録である。

マシン環境

  • MacBook 1.83GHz Intel Core Duo
  • OSは10.4.8(ソフトウェアアップデートにより最新の状態にした)
  • Developer Toolsもインストール済(MacBook付属のインストールDVDより)

ダウンロード

Ruby on RailsのトップページからGet Startedをクリックして、ダウンロードページに行ってみた。 まずはダウンロード出来るモノを全てダウンロードしてみる。

ダウンロードしたもの(スライドショー


ダウンロードしたファイルは、デスクトップ上にdownloadというフォルダを新規作成して、全てその中に入れるようにした。downloadフォルダに入れたら、ダブルクリックして解凍しておく。

      • 「ダウンロード」と日本語を使ってしまうと、ターミナルで操作が必要になった時、文字化けして苦労してしまった...。フォルダ名は何でも良いが、英語の名前にしておくのが無難。

Rubyのインストール

ダウンロードページRubyの項目をよく読んでみると、Railsを使うためには、Rubyのバージョンは1.8.4を推薦すると書いてある。
1.8.2でも良いようだ。
1.8.3では駄目らしい。
確かOSX10.4にはRubyがインストール済と聞いたので、念のためRubyのバージョンを確認してみる。ターミナル(ユーティリティフォルダの中)を起動して、ruby -vコマンドを実行してみた。

ruby -v

...すると、こんな表示が...

ruby 1.8.2 (2004-12-25) [universal-darwin8.0]

最新版ではないけど、バージョン1.8.2なので、わざわざインストールしなくても使えるみたい。よし、Rubyはインストールせず、このまま次のステップに進むことにした。

      • 最新のソースファイルをダウンロードして、make、installするのは、また後日やってみようと思う。
      • よくわかる人は、こちらに素晴らしいページが!

RubyGemsのインストール

ダウンロードページRubyGemsの項目をよく読んでみると、ダウンロードしたら「ruby setup.rb」を実行するように書いてあるとみた。
ターミナルでディレクトリを移動してから、管理者権限でコマンド実行。

cd ~/Desktop/download/rubygems-0.9.0
sudo ruby setup.rb

パスワードを入力すると、こんな表示が...

Password:

      • > bin

<--- bin

      • > lib

...(途中省略)...
Successfully built RubyGem
Name: sources
Version: 0.0.1
File: sources-0.0.1.gem

Successfullyの表示が見えたので、うまくいったと勝手に判断。

Railsのインストール

ダウンロードページrailsの項目をよく読んでみると、下記のコマンドでRailsとその依存するものすべてがインストール出来ると勝手に解釈し、ターミナルで管理者権限にして実行。

sudo gem install rails --include-dependencies

ファイルのダウンロードをしている少々の待ち時間のあと、
こんな表示に...。Railsとそれに関連するものがインストールされたようだ。

Need to update 9 gems from http://gems.rubyforge.org
.........
complete
Successfully installed rails-1.1.6
Successfully installed rake-0.7.1
Successfully installed activesupport-1.3.1
Successfully installed activerecord-1.14.4
Successfully installed actionpack-1.12.5
Successfully installed actionmailer-1.2.5
Successfully installed actionwebservice-1.1.6
...(以下省略)...

      • ところで、RubyGemsって、いったい何だろう
      • sudo gem update --system で、RubyGems自身のアップデートも可能らしい。
      • gem -h や gem help command で、ヘルプが見られた。

Railsアプリケーションのテスト

ダウンロードページのMake your applicationの項目を参考にテストしてみた。
ホームディレクトリ直下にrailsappディレクトリを作成し、testアプリケーションを作ってみた。

cd ~
mkdir railsapp
rails ~/railsapp/test

      • 「mkdir railsapp」のあと「cd railsapp」と実行しておけば「rails test」でも結果は同じ。

...すると、こんな表示がズラズラと...

create
create app/controllers
create app/helpers
create app/models
...(途中省略)...
create log/server.log
create log/production.log
create log/development.log
create log/test.log

test ディレクトリへ移動して、ruby script/serverを実行。

cd ~/railsapp/test
ruby script/server

...すると、こんな表示が...

=> Booting WEBrick...
=> Rails application started on http://0.0.0.0:3000
=> Ctrl-C to shutdown server; call with --help for options
[2006-10-14 16:58:15] INFO WEBrick 1.3.1
[2006-10-14 16:58:15] INFO ruby 1.8.2 (2004-12-25) [universal-darwin8.0]
[2006-10-14 16:58:15] INFO WEBrick::HTTPServer#start: pid=1327 port=3000

サーバーが起動したようなので、http://0.0.0.0:3000へブラウザでアクセスしてみる。

3行目のAbout your application’s environmentをクリックすれば、RubyRubyGemsRails等々のバージョンも表示された。

どうやらRuby on Railsが動き始めたようだ。
(ctrl + c でサーバー終了)
これから少しずつ勉強して、レールに乗れるようになりたい...。