GUI環境を求めて...。
やっとのことで、Ruby on Railsでアプリケーションの基盤まで作ることが出来たが、振り返ってみると、ターミナルからコマンドラインで操作する機会が結構あった。(...というより、全部ターミナルからの操作じゃないか、コードなんかまだ1行も書いてなかった...。)プログラミングとは元々キーボードを使うものなんだろうけど、できることならマウスも使って快適に作業したい!
Ruby on Rails本家の「15分でブログを作る」デモを見ると、カラフルなテキストエディタでコーディングして、データベースの操作はマウスで行っている。コード補完でスピーディーにコードが入力され、作業がテキパキと進んでいく。英語なのでしゃべっている内容はよく分からないが、見ていてとにかく気持ちいい。憧れるのは、あんな環境だ。
説明は最後までよく読むべきだ
デモでは何を使っているのだろう?早速調べてみると、どうやらカラフルなテキストエディタは「TextMate」、データベースの操作は「CocoaMySQL」のようだ。
そういえば、Ruby on Railsのダウンロードページから、最初にいろんなものをダウンロードしたはず...。何をダウンロードしたか、もう一度確認してみた。
一つ一つ、どのような機能のソフトウェアなのか見直してみよう、...と思い、まず最初に「Locomotive」の説明を読んでみてビックリ!なんとこいつは、アプリケーションフォルダにドラッグしてコピーするだけで、Ruby on Rails環境が出来上がってしまうという、とんでもなく素晴らしいソフトウェアであった。唖然です...。今までの試行錯誤のインストール作業は何だったのかと...。
教訓「説明は最後までよく読むべきだ。」
気を取り直して、もう一度見直してみた。
最初のレビューでは、よく確かめもせずに、プロジェクトの新規作成とサーバーのスタート/ストップぐらいの機能だと思っていたが、とんでもない!Web server, database, Ruby, Railsがフォルダコピーするだけで使えるようになる。(どおりで...ファイルサイズがでかいと思った)TextMateやターミナルともショートカットで連携している。
テキストエディットでもコーディングは可能だが、本家のブログ作成のデモを見ても、あれが全部黒1色で、タグなのか、Rubyコードなのか、変数なのか、...パッと見て区別することが出来なかったら、おそらく相当見づらいだろう...。コードの色分けや補完機能で、人間の足りないところを補ってくれるTextMateはぜひ入手したい...が、日本語入力が出来ないところだけが難点。シェアウェア 39ユーロ でもある。(30日間は試用可能)
LocomotiveとTextMateとターミナルが組み合わさったような環境を実現する。Locomotiveとは違い、Ruby on Railsの実行環境は別途自分で準備する必要があるが、既に環境が整っている人にはお勧めな気がする。ターミナルからコマンド入力の必要性もほとんど無くなる。
設定が細かく出来るようになっているが、どこにどんな影響が出るのか分からないことが多い。自分では、コード補完の機能がいまいち使いこなせない...。正しい使い方を知りたい...。
-
- CocoaMySQL-v0.7b4.dmg.gz(追加でダウンロード)
MySQLをGUIで操作出来るcocoaアプリケーション。やっぱりターミナルからコマンド入力するよりも、こっちの方が格段に操作性が良い!データベース、テーブル、フィールドの操作が自在に出来る。しかし、ユーザ権限やパスワードの設定だけ、GUIからどうやって設定するのか分からなかった。mysqlのコマンドを登録してメニューから選択実行出来るようになっているので、ユーザの操作については、今はそのやり方で対応している。こちらも、ベストな使い方を知りたいなー。
どんなGUI環境にするか...。
上記4つのソフトウェアを全てインストールして試してみた。それぞれのソフトウェアは素晴らしい性能を発揮してくれる。また、Locomotive+TextMateの連携もストレスなく使えて満足。しかし、TextMateは日本語入力が出来ないのと、シェウェアということもあり、今のところ、このまま使い続けるのはちょっと考えてしまう。
そこでLocomotive+RadRailsで使ってみることを考える。しかし、Locomotiveを起動した状態でRadRailsを使っても、利用されている環境は、手作業でインストールしたRuby on Rails環境のようだ。(Locomotiveは無視されている...。)
諦めきれずに、どうにかこの2つを連携させる方法がないかとwebを彷徨っていると、ありました、発見!このページの中にこんな記述がある。
> I just highlight the project I am working on in the Locomotive window,
> open the Locomotive Terminal, and
>
> open /applications/radrails/radrails.app
>
> Now halfway through my first retail Web portal in rails. All using
> Locomotive. After rebuilding rails, all the other components, and
> reinstalling OS X several (many) times, I wouldn't do it any other way now.
> Just installed the latest 0.6.2 RadRails.
わからない英語を自分なりに解釈してやってみた。
RadRailsをLocomotive環境で使用する。
(RadRailsフォルダをアプリケーションフォルダへドラッグしてインストールしていることが前提条件)
- Locomotiveを起動する。
- 何か一つ、プロジェクトを選択する。(何も表示されてない時は何でも良いから追加する)
- cmd+Tで、ターミナルを起動する。
- 今開いたターミナルウィンドウから以下のコマンドを入力。
-
- openと入力してから、RadRailsのアプリケーションアイコンをターミナルウィンドウにドロップする、という手もある。
-
open /applications/radrails/radrails.app
- これで、Locomotiveの環境を利用したRadRailsが起動した。
- 試しに、http://0.0.0.0:3000にアクセスしてRubyのバージョンを確認してみる。