新規購入したMacBookにインストールしたApple以外のソフトウェア
僕のMacができるまで | Macの手書き説明書さんの記事に触発されて、いつか自分でも似たようなことを書き留めておきたいと思っていた。MacBookを新規購入したので、今こそ、そのチャンス!(こういうことって、当り前の環境として使ってしまっていると、何をインストールしていたか忘れてしまう。新規インストールする時に改めてその便利さを再確認することが多い。)
インストール前のいい訳
- PathFinderというOSの操作感をそっくり代替してしまうような素晴らしいソフトウェアもあるが、日常的にはOSXのFinderを利用している。*1
- メールとWEBブラウザについても、(機能拡張するソフトウェアはインストールしているが)OSX標準のMailとSafariをメインに利用するようにしている。そうすると、MobileMe(.mac)を利用してメール設定やブックマークをあっという間に同期できる便利さに惹かれて。
- 開発環境やテキストエディタについては、必要に応じて随時インストールするので、以下のリストには含めていない。
- dolipoについては、MacBook OSX10.5.5のSafari3.1.2・Firefox3.0.3環境では、ブラウザ自体の読み込み速度がdolipoと同等レベルに高速になったと感じたため、とりあえずはインストールせず使ってみることに。
Smart Scroll
操作していて最も頻繁に感じるフィードバックはスクロールだと思う。そのスクロールがウルトラスムーズになる効果は大きい。マシンやOS、アプリケーションの処理性能がすごく影響するようだ。PowerBookG4 1GHz OSX10.4.11ではダラダラトしたスムーズさ。それが初代MacBook CoreDuo 1.83GHz OSX10.5.5では、スクロールの最初から最後まで文字を目で追いながら読めるくらいスムーズにスクロールする。一度体験したら戻れないスムーズさ。この中では唯一、シェアウェアで有料だが、その価値を感じてしまう。試用できるので、一度は体感してみる価値あり。(好みや必要性は意見が分かれるところだと思うが、スクロールの加速度と惰性の設定が感性にハマった時、自分にとっては感動的なスムーズさ、気持ち良さを感じた。)
MenuMeters
OSXにインストールされているアクティビティモニタと同等の状況をメニューバーに表示してくれる。確認できる状況は以下の4つ。
- CPUの稼働状況
- メモリの利用状況
- ネットワークの通信状況
- ディスクのアクセス状況
車のスピードメーターみたいなもので、その時のマシンの状態が一目で分かるので安心できる。アイコンをクリックすれば、情報の詳細や関連する設定画面を開くことができる。
Expogesture
シンプルなマウスジェスチャーでOSを操作できる。同等の機能は、よくWEBブラウザのプラグインとして提供されることが多い。ExpogestureはOS環境全体でいつでもジェスチャーが機能するところが素晴らしい。例えば、Finderでファイル階層を戻るとか、ターミナルでタブを移動するとか。ジェスチャーはアプリケーションごとに定義を設定することもできる。慣れてしまうと手離せなくなる。(インストールされていないマシンでジェスチャーして、空振して、がっかりしたりとか...。)
Firefox
豊富な機能拡張(アドオン)が魅力で、Safariと併用して日常的に利用している。Firefoxは次回起動時に終了直前のウィンドウやタブの状態を、履歴情報や入力中の文章まで完全に復元できるところがいい。(Safariは最後に開いていたページのみで、履歴情報や入力中の文章は失われている。Firefoxのように復元する方法ってあるのだろうか?)
- 利用中のアドオン
- Cooliris、Firebug、Greasemonkey、iMacros、Quartz PDF Plugin、SBMカウンタ、Tombloo、テキストリンク
- Greasemonkeyでは、AutoPagerizeを利用
- Google系のアドオンについては必要に応じてインストール
- Yet Another Smooth Scrollingについては無効化(Firefox3.0.3とSmart Scroll2.8.7の環境で滑らかなスクロールが実現されたので)
- Cooliris、Firebug、Greasemonkey、iMacros、Quartz PDF Plugin、SBMカウンタ、Tombloo、テキストリンク
Safariに機能追加
SafariStand & SIMBL
SafariStandはSafariに便利な機能を追加してくれる。(SIMBLはSafariStandをインストールするために利用している。)非常に多くの機能を提供してくれるので、インストールしておくとどこかで必ず役に立っているはずで、標準のSafariではもう満足できない。
- よくお世話になる機能
- Youtube等の映像をコマンド+クリック一発でダウンロード可能。
- 「,」「.」でタブを移動する。
- 単語を入力すれば、いきなりページ内検索できる。
- すごく感動的な機能
- 履歴 >> History Flowで履歴をFinderのCover Flowのように見れる!
AutoPagerize & GreaseKit
AutoPagerizeはページの一番下までスクロールすると、自動的に次のページを読み込んでくれるという素晴らしいjavascript。AutoPagerizeに対応しているページであれば、素晴らしい快適さで読むことに集中できる。これも一度体験してしまうと、これなしの環境には戻りたくない。(人間、一度楽をしたら戻れないものだ。)
GreaseKitは、AutoPagerizeを実行するために必要で、読み込んだページで任意のjavascriptを実行してくれる。(AutoPagerize以外にもインストールしておくと幸せになるjavascriptはたくさんあるはず。)
動画関連
RealPlayer
OSX標準の状態では、見られない動画がたまにある。そんな時、「だからMacはダメなんだ」と言われないために。上記3つをインストールしておくと、たいていの動画は見ることが出来て、今まであまり困ったことはない。
- Flip4Macは.wmaまたは.wmv形式の動画をQuickTime Playerで再生可能にしてくれる。
- Perianも非常の多くの動画形式をQuickTime Playerで再生可能にしてくれる。
- VLCは、独自のPlayerで非常に多くの動画を再生してくれる。稀に再生できないファイルに出会った時は、VLCの過去のバージョンを使ってみると再生できることがあった。
- RealPlayerを追記。RealPlayer形式のファイルは、本家のこのプレイヤーでしか見る方法を知らない。
クリップボードの拡張(コピー操作の拡張)
PTHPasteboard
"osx クリップボード"で検索すると、素晴らしいソフトウェアがたくさん見つかる。基本的にコピーの履歴を10個くらい自由に選択して貼り付けられれば満足。PTHPasteboardは最近使い始めた。非常に多機能だが以下の使い勝手に惚れた。
- 自分で定義したショートカットキー一発で貼付けられるところ。
- クリップボードの中身が文字列以外でも分かりやすく確認できる。
WideMail
OSX10.5標準のMailの表示が3カラムになる。メールの件名と、内容のプレビューが上下に分割されるデフォルトの状態は、件名をできるだけ多く表示しようとすると内容のプレビューが少ししか表示されなくなり、逆に内容を広く表示しようとすると件名が少ししか表示できない。悩ましい状態だった。そんな場合は、このWideMailが解決してくれるかもしれない。MacBookは幅1280ピクセルなので若干狭さを感じるが、MacBook Pro、iMacくらいの広さなら、この悩みは一気に解決するはず。
Disctop Pro
CDやDVDがまるでデスクトップに吸い込まれるように入っていく!楽しい!
smcFanControl
ファンの回転数をコントロール&表示してくれる。
NeoOffice
表計算ソフトを使いたい場合にどちらかを利用している。最近のバージョンでOpenOfficeもOSX環境で起動可能になった。(X11が不要に)最新のバージョンであれば、十分仕事で使えるレベルだと思う。
Mouse Locator
マウスカーソルを決して見失わないために。
StartupSound.prefPane
ボリュームに関係なく、起動音「ジャーン」の音量を常にコントロールしてくれる。(外出先で再起動して、「ジャーン」の音に周りから注目されたことありませんか?)
synergy
1台のマシンから複数のマシンを操作する。文字列のコピーも可能で感覚的にはデュアルモニター(おそらく5つのマシンまで操作できる。)WindowsやLinuxマシンのモニターも操作できる。複数のマシンを並べているとかなり便利。
OnyX
OSXの隠し機能を有効にしてくれる。(自分では利用したことはないが、OnyXはシステムメンテナンスも可能なようだ。)
- 有効にしている隠し機能の例
- Dockにアイコン並びにスペースの区切りを挿入する。
- Dockに最近使ったアプリケーション・書類・サーバー、よく使うボリューム・項目アイコンを挿入する。
仮想化PC環境
VirtualBox
Windows環境を仮想化して利用するにはParallels DesktopやVMware Fusionが有名だが、VirtualBoxはオープンソースとして公開されている。自分の使い方では、これで十分満足。
PopfileMgr
ベイジアンフィルターによるメールの高度な仕分サーバー。月2000通以上の迷惑メールをかなりの精度で的確に分類してくれる。迷惑メールだけでなく自分好みの分類が可能。例えば、DM・買物・仕事・友達のような曖昧な仕分を学習しながら、かなり的確に分類してくれる。学習すればするほど賢くなる。*2
LookupDictionary
OSX10.5から、Cocoaアプリケーションでは調べたい単語の上にマウスカーソルを移動して「コマンド+コントロール+D」で辞書検索が実施される。これ、すごく便利なのだけど、Firefoxでは利用できないのが非常に残念。(Cocoaアプリケーションではないので)そんな時はLookupDictionaryをインストールしておけば、かなり幸せになれる。
- 使い方はLookUpDictionary | Macの手書き説明書さんが詳しいです。
Google Notifier
Growlは様々なイベントをウィンドウにメッセージとして表示する環境を提供してくれる。Growl自体はメッセージを表示する環境やその設定方法を提供するだけなので、イベントを監視するヘルパアプリが必要。Growlをダウンロードするページから基本的なヘルパアプリをダウンロードすることができる。
- メッセージが表示される例
- メールを受信した時
- USBに何か接続された、または外された時
- 電源コードが接続された時、または抜けた時
- ファイルのダウンロードが完了した時
Google NotifierはGmailを受信した時やGoogleのカレンダーでイベントが発生した時Growlへ通知してくれるヘルパアプリ。
ミニマムメニュー
便利なソフトウェアを一杯入れ過ぎてメニューバーアイコンが一杯になったら...そんな時は是非。
QuickSilver
GUIのマウス操作が基本のOSを、CUIで操作するための統合環境と言えばよいのだろうか...。非常に奥が深いソフトウェアで一言ではとても説明できない。わかばマークのMacの備忘録さんで詳細な解説をして頂いているので、そちらを精読すると全貌が見えてくるかもしれない。とても使いこなしているとは言えないが、主に自作のAppleScriptをキーボードショートカットで呼び出すために利用している。
- 自分では http://www.macupdate.com/info.php/id/14831 でダウンロードしたバージョンを使っている。
- 便利に使っているAppleScript
- ウィンドウをキー操作するAppleScript: MacBookのあらゆるウィンドウをキー操作で自在に操るために
- Time Machine終了後スリープするAppleScript: その後のMacBook熱対策
すべてのソフトウェアに、深く深ーく感謝。たいへん便利に使わせて頂いています。