iCloudメールアドレスにも+拡張機能があった!
Appleが提供するメールでは、MobileMeの時代からメールエイリアスを設定できた。それはもちろん、iCloudになっても利用できる。
- iCloudメール >> 右上の歯車アイコンをクリック >> 環境設定 >> アカウント
- メールエイリアスは、メインのメールアドレスと同等に使える。
- 受信も、送信も、可能。
- 一時的に使用を停止したり、削除することもできる。
よって、Web上の買い物やサービスに加入するメールアカウントとして利用すれば、何らかの問題が発生して、頻繁にメールエイリアスにスパムメールが届くようになった場合でも、使用を停止あるいは削除することで、メインのメールアドレスの清潔さが保たれるのだ。削除すれば新たなメールエイリアスを何度でも設定できる。(削除したメールエイリアスは永久に利用できなくなるが)
以上のようなスパムメールに浸食されない運用をしておけば、気に入ったメールアドレスをクリーンな状態で、いつまでも使い続けることができるはず。そう考えて、メールエイリアスを複数作って運用してきたのだが、幸運にも現在までにメールエイリアスがスパムメールまみれになってしまう状況にはなっていない。
スパムメールに浸食されないことは良いことなのだが、そうすると次の問題が見えてくる。
- メールエイリアスも長期間使っていると、そのアドレスに思い入れとか、愛着が湧いてくる。
- 仮に、愛着なんてなかったとしても、登録しているWebサービスがかなりの数になっている。
- 今後スパムにまみれたからと言ってメールアドレスを変更すると、必要なサービスとのやり取りに支障が出るかもしれない...。
- メールエイリアスと言っても、気楽に削除して新たに取り直しできる状態ではなくなっているのだ。
これではメールエイリアス本来の機能が失われてしまっているも同然。
Gmailの+拡張機能
- Gmailではかなり初期の頃から、ユーザー名+任意の英数字を自由に追加したメールアドレスで受信できる機能があった。
username@gmail.com # 上記Gmailアドレスを持っていたとしたら、以下のようなメールアドレスへ送信してもちゃんとメールが届くのだ。 username+XXXX@gmail.com
- 「ユーザー名+XXXX」の書式で、+記号より右のXXXXの部分は、任意の英数字を、メール環境が許す限りの文字数で設定できるのだ!
- 但し、メール環境によってはメールアドレスに含まれる+記号を認めない環境もあるので、この+拡張機能を利用できないケースもある。
素晴らしい!メールアドレス+拡張機能!
- XXXXの部分にショップ名やサービス名を含めたメールアドレスで登録しておけば、
- どこのサイトに登録したメールアドレスで問題が起こっているのか、一目瞭然。
- 問題のメールアドレスに届くメールをすべて捨てるルールやスパムフィルタを設定しておけば、
- 他のメールアドレスに影響を与えることなく、スパムメール対策できるのである。