徹底的にMacBookをソフトウェアで冷却する

夏場のMacBookは熱い!少なくとも自分のマシン--初代MacBook--は相当な熱さになる...。ブログを一回更新するだけで、左手の小指と薬指はもうほとんど低温火傷初期の感覚だ。ピリピリする。去年までは我慢していた。が、今年はもう我慢したくない。これを口実に、ワイヤレスキーボードを買ってしまおうか、または最新のマシンに交換してしまおうかとも考えた。
そんなことを考えていると、そういえば以前、MacBookの冷却ファンをコントロールするソフトウェアを試したことを思い出した。ちょうどその時は冬場だったため、その恩恵をそれほど感じなかったので、その後すっかり忘れていたのだった。今一度試してみたくなった。「MacBook ファン コントロール」で検索すると、早速二つのソフトウェアが見つかった。

Fan Control 1.2

  • システム環境設定から冷却ファンをコントロールできるようになる。
  • ベース回転数を設定して、温度変化と回転数のグラフを設定すると、現在の温度に合わせてファンの回転数を調整してくれる。秀逸!
  • 温度が低い時は低速で静かに、温度が高いほど高速になるので無駄が無くて良さそう。

ところが、最も冷却効率が良さそうな設定にしても、MacBookの熱さの前にその効果はあまり感じられなかった。

ベース回転数の最高が3500回転までしか上げられないのが残念。もっと高回転にしておきたい。

smcFanControl 2.1

  • アプリケーションを起動すると、メニューバーからファンの回転数をコントロールできるようになる。
  • このアプリケーションは、ファンの最低回転数を設定するとその回転数がずっと維持される。(システム側がより高い回転数を要求すれば回転は上がる)
  • そしてその回転数は6200回転まで設定可能!


早速、最高の6200回転で試してみると...素晴らしい!今までの熱さが嘘のようだ。自分の通常の作業では、温度は50℃前後、最高でも60℃以下にキープされる。今まで気になっていた小指と薬指の熱さも感じない。その代わりに高速回転するファンの音がずっと聞こえているが、熱いキーボードのまま入力するよりはずっとマシな環境だ。(以前は常に60℃オーバー、最高では80℃オーバーになることもあった。)

Fan Control 1.2とsmcFanControl 2.1のコンフリクトに注意

  • Fan Control 1.2をインストールすると、バックグラウンドでFunControlDeamonが起動する。
  • このFunControlDeamonプロセスを終了しないと、smcFanControl 2.1の設定は有効にならない。
  • アクティビティモニタの検索フィールドで「fan」と入力すればそのプロセスが見つかるので、「プロセスを終了」ボタンを押して終了させた。
  • もし、Fan Control 1.2を完全にアンインストールするのであれば、以下の二つを削除する必要がある。
    • /Library/PreferencePanes/Fan Control.prefPane(またはホームフォルダ直下の~/Library/PreferencePanes/Fan Control.prefPane)
    • /Library/StartupItems/FanControlDaemon

Fan Control 1.2のベース回転をアップする

それにしても惜しいのは、Fan Control 1.2のベース回転数や可変する温度設定の範囲がもう少し広かったら...と思うこと。で、GUIはリソースなのだから、ちょっと修正するだけで、もしかしたら出来るかもしれないと思いやってみた。

  • 「/Library/PreferencePanes/Fan Control.prefPane」を選択して、「パッケージの内容を表示」でパッケージを開く。
  • 上記パッケージの「contents/Resources/PreferencePane.nib」をダブルクリックして、Interface Builderで開く。
  • Base Speed:のスライダーをクリックして、ValueのMaximumを3500から6000に変更した。

  • 同じようにLower ThreshouldとUpper Threshouldも好みに変更して、保存した。
  • その後、システム環境設定を再起動すれば、ベース回転数は6000回転まで設定可能になった!

  • これで冷却ファンは5900回転前後で回転するようになり、以前の設定よりも冷却効率は良くなった。
  • しかし、常に6200回転で冷却するsmcFanControl 2.1の方がさらに冷却効率は良く、その差は体感的にも感じられる。(3〜4℃違う感じ)

今年の夏は6200回転で乗り切ることにする!

懸念事項

6200回転とはかなりの高回転で1秒間に100回以上ファンが回転していることになる。車に置き換えて考えれば、常にレッドゾーン一歩手前の最高出力で走ることになる。果たしてそのような高回転を常に維持してMacBookのファンは壊れないだろうか?(間違いなくファンの寿命は縮まるはず...。)

MacBookの世代による差異

Appleの歴代の製品情報を取得できるMactrackerで比較してみると、MacBookは現在までに5世代の進化を辿っていることがわかる。主要なdiffをとってみると、以下のような感じになった。

発売時期 CPU システムバス 認識可能と思われる最大メモリ ビデオ性能 AirMac Extreme card
2006-05 Core Duo(1.83 or 2.0 GHz, キャッシュ2M) 667MHz 2GB GMA950 64MB DDR2 802.11b/g
2006-11 Core 2 Duo(1.83 or 2.0 GHz, キャッシュ2M or 4M))  ↓ 3GB  ↓ 802.11a/b/g/n
2007-05 Core 2 Duo(2.0 or 2.16 GHz, キャッシュ4M))  ↓  ↓  ↓  ↓
2007-11 Core 2 Duo(2.0 or 2.2 GHz, キャッシュ4M)) 800MHz 4GB GMA X3100 144MB DDR2 SDRAM  ↓
2008-02 Core 2 Duo(2.1 or 2.4 GHz, キャッシュ3M))  ↓  ↓  ↓  ↓

自分のマシンは、発売時期2006-05の初代MacBook。この表を眺めていると、あらゆる性能が劣っていることに気付く。気になるのは...

  • CPUがCore 2 Duoでない。(ここで発熱量に差が出るのかもしれない)
  • 最大メモリ4GBを認識して欲しい。(最近は2GBだと不足気味)
  • 802.11nで高速な無線LAN環境を手に入れたい。(Time Capsuleを利用するなら是非欲しい)

そして、発売時期2007-11以降の性能はほとんど変化していない。ある意味、この時点で現在のMacBookは完成したシステム構成になったと言えるのかもしれない...。ブックマークのコメント「> 俺の MacBook あんま熱くならないんだよなー、2.2GHz の黒いの。...」にもあるように、発熱問題にも対処したバージョンになったのかもしれない。
自分勝手に想像すると、2008-02の半年後の2008-08、または遅くとも2008-11までには、新型のMacBookが登場するのだろうなあと。おそらく、システム構成も革新して。それまでは、ソフトウェアのコートロールで冷却ファンを限界まで回し続けます!冷却ファンが壊れるのが先か、新型MacBookの発売が先か、どうなることやら...。

  • 現在の冷却ファン
    • 54℃
    • 6200回転