アルミ削り出しの新型MacBookを購入しなかった自分に言い訳してみる

MacBookを新規購入してしまった...。と言っても、話題の「一枚のアルミ板から削り出されたユニボディーの美しい」MacBookではなく、最もお買い得なプラスチック白ボディの今までと同じ継続モデルだ。これまで使っていたのが初代MacBookなので、見た目はほとんど変化なし。何で今更感があるのだが、自分に言い訳してみる。

買い替えの動機

日常的にメモリが不足していた
  • RubyRailsで何か作りつつ、SafariFirefoxを開いて調べ物やテストしつつ、ブログを書いていると、あっという間にメモリがスワップしまくる。SafariFirefoxを両方起動してタブを40個とか開いてしまうからいけないと思うのだが、関連する情報のリンクを辿っていくと、いつの間にかこうなってしまう...。(いちいち閉じていると、また見たくなった時に再検索するのが面倒なので。)
  • さらにiPodTouchやiPhoneに対応させようと思ったら、XcodeiPhoneシミュレーターも起動したくなる。すると、完全にメモリ不足だ...。マウスカーソルはレインボーディスクに変わり、クルクル回り出す。
  • たまにはwindows環境も起動したくもなるし、Office系の表計算ソフトも使いたくなる。iPhotoiTunesも気軽に起動したい。でもそんな時は、開いているブラウザは一旦すべて終了してから。そうしないと、レインボーディスクがいつまでもクルクル回り続ける。止まらない。反応が激重。もう耐えられない...。
そうだ、メモリを増設しよう!
  • 今はメモリが安い。だから32bitOSが許す最大の4Gバイト(2G×2)を購入しても、5千円台の価格で手に入る。よーし即購入としたいところだが、しかーし、初代MacBookには最大2Gバイトの壁があった...。何らかのハードウェアの制約で2GBを超えて搭載すると、起動さえしない模様。(実際に試していないが、AppleMactrackerで確認しても最大2Gになっているし...。)
  • 確認してみると、2007年11月発売のMacBookから最大4Gバイトのメモリ搭載に対応したようだ。
その他の不満いろいろ

新型MacBookに感じた不足や心配(個人的に)

枯れた部品ではなく最新の部品を使っている。
  • 枯れた部品とは、使い古されたという意味ではなく、長く使われてきてその間に不具合を解消された信頼性の高い部品ということ。
  • 逆に最新の部品ということは、響きは良いが未だ実績が少なく、信頼性が未知であるということ。
  • ちなみに、初代MacBook以前は、PBG3の最終モデル、PBG4チタンの最終モデルと使っていたが、最終モデルが良かったのか、それまでは一度も不具合に見舞われたことが無かった。(運が良かったとも言えるが)
FireWire400のポートが廃止された...。
  • 未だにミニDVテープのビデオカメラを活用しているので、壊れるまではそのまま使いたい。だから、映像をFireWireから取り込んで、iMoveで編集することになる。今の時点ではFireWireが廃止されたのは痛い...。

従来のMacBookがお買い得

新型のGPUが5倍速くなったこと、デザインが美しいこと以外は、従来のMacBookもかなりいい線行っていると思った。

  • メモリが不足しないうちは、初代MacBook1.83GHzであっても、かなりスムーズに操作できていた。
  • 3Dのゲームとかも全くやらないので、自分の使い方ではGPUは今のままでも問題ない。
  • 最安価格モデルでもスーパードライブ(DVD書き込みに対応)が搭載されている。
  • 4Gメモリもとってもお買い得。新型MacBookのメモリの1/3の値段で購入できた。(¥5600)
  • 同じモデルが二つあれば、今後、壊れた時に部品とりに使えるかも。(自分で修理できれば)

最終モデルのMacBookを使ってみて

  • 白いMacBookが届いた。早速、メモリを4Gバイトに増設して、今までのハードディスクに差し替えて起動してみる。(従来のMacBookもバッテリーを外して、ネジを3個外すだけでハードディスクを簡単に交換できる。マシンの移行はあっという間に完了。)
  • メモリが2倍になり、素晴らしい快適さです!一日中起動し続けても、スワップ容量は64MBのまま。嬉しい。
  • 冷却ファンの回転数もデフォルトで問題なく、キーボードに不快な熱さを感じなくなった。今の季節かなり涼しいので単純には比較できないが、キーボードは逆にポカポカして気持ちいいと感じるくらい。
  • 最終モデルなので、きっと故障なく末永く動き続けてくれることを期待!ちなみに、最終モデルのPBG3、PBG4はどちらも、現在も問題なく起動している。(途中容量の不足を感じてハードディスクを何度か交換しただけ)


いろいろ言い訳を書いたが、でもやっぱり新型には新型の魅力がある。余計なことは考えずに、潔く、アルミ削り出しの美しい新型MacBookを買いましょう!買物は、考え過ぎると楽しくなくなるのであった...。