iPhoneの契約で理解したこと

例:iPhone 3GS 16G新規かつ、iPhone for everybodyキャンペーンで分割購入する場合。

基本

必要最小限の契約は以下の通り。

ホワイトプラン 毎月 980円
S!ベーシック 毎月 315円
パケット定額フル 毎月 1029〜4410円
契約事務手数料 初回のみ 2835円
月々割 毎月 -1920円
賦払金 毎月 2400円

iPhone for everybodyキャンペーン

契約を2年縛りとすることで、中途解約すると違約金が発生するが、二つの特典も受けられる。

違約金について
  • 契約期間が2年の自動更新(2年後に解約を申し出なければ、さらに、そこから2年の契約が結ばれる)
  • 中途解約すると、9975円の違約金が発生する。
  • 2009/7/25が契約日とすると、2年後の2011/7/11〜8/10の期間*1に解約すれば、違約金は発生しない。
二つの特典について
通常価格(賦払金 - 月月割) キャンペーン価格(賦払金 - 月月割)
毎月の実質負担金 960円(2880円 - 1920円) 480円(2400円 - 1920円)
毎月のパケット定額フル 1029〜5985円 1029〜4410円

割賦契約・月月割の契約期間26ヵ月、24回支払の怪

  • 割賦支払と月月割は、契約成立後3ヵ月目から開始される。
  • そのため、契約が満了するのは2年2ヵ月後。
  • ところが、iPhone for everybodyキャンペーンは2年更新。
  • 2ヵ月の差がある。

2年後に解約した場合、一体どのような仕打ちを受けるのか?

  • 通信契約全てを解約
    • 割賦金2400円の請求が2ヵ月続く。(計4800円)
  • iPhone for everybodyキャンペーンのみ解約
    • パケット定額フルの上限4410円が、5985円に値上がりしてしまう。
    • 実質負担金480円は変わらず。(割賦金2400円 - 月月割1920円)


なぜ、割賦支払と月月割は2ヵ月遅れで適用されるのか...。2ヵ月ズラすことで、契約の仕組みを無駄に複雑にしている。そこに消費者に対する善意は感じられない。

一括支払

Wホワイトへの加入あり・無しや、ポイントを考慮して、もっとも経済的に購入するのが賢い選択だと思う。

世界対応ケータイ

  • 海外でも3G回線が利用できるのは便利かもしれないが、
  • 通話・通信料金が高額かつ青天井で、もしもの時以外、怖くて使えない。
  • たぶん海外に行ったら、設定 >> 機内モードをONにしておくだろう。
  • 契約時に不要と言えば、日本国内のみケータイになる。
  • あるいは、157に通話して自由に変更できる。

所感

  • 久々に新規契約をしたが、携帯電話の契約は複雑だった...。
  • 一読しただけでは、何も分からない。(どこが分からないのかも分からない。)
  • 理解を助ける図があったり、注釈で解説してくれているが、情報が何ページにも渡って記載され、知りたいことを探しているうちに、結局、情報の海で溺れて分からなくなってしまう...。
  • ソースコードを紐解くように、文章の1語1語を関数定義や#defineだと思って、注意深く理解する必要があった。
  • そもそも、サインする契約書類に、全てのプランの金額が明記されていない(プラン名のみ表示されている)のが問題だと思った。
  • 契約の中に、自分に対するデメリットを見つけなければならない。
    • 消費者に対するメリットは、大きく、分かり易く書かれている。
    • 消費者に対するデメリットは、理解に苦しむ、複雑な仕組みになっていることが多い。
    • そしてそれは、相手にとってのメリットでもある。

いろいろ書いたが、あまり疑い過ぎると何も契約できなくなってしまう。デメリットを理解した上で、寛大な心で利用するのが賢い選択だと思った。

*1:ソフトバンクは毎月10日締のため