OSX 10.6を使って1ヵ月経過して分かった操作とか対策とか
Dock
- Dockのリスト表示は、グリッド1列で表示する方式に変更できる。
- 通常のリスト表示では、そこからドラッグ&ドロップできなかったが、グリッド1列で表示すれば可能になる。(個人的にかなり便利)
- システム環境設定... >> Secrets >> Dock >> Show stack list view as vertical grid のチェックを入れる。
- ちなみに、Dockに登録したフォルダの「内容の表示形式」による違いは以下の通り。
ファン | グリッド | リスト | グリッド1列のリスト | |
---|---|---|---|---|
並び順 | 下から上 | 左から右 上から下 |
上から下 | 上から下 |
スクロール | NG | OK | OK | OK |
ドラッグ&ドロップ | OK | OK | NG | OK |
フォルダ階層の移動 | NG | クリック&ページ切替 | ホバー&リスト展開 | クリック&ページ切替 |
- スクロールとフォルダ階層の移動が可能になり、わざわざFinderでブラウズする欲求が激減した。
- グリッド表示でcommand-クリックすると、Finderで表示してくれる。(Dockでのフォルダ階層の移動にはならない)
- グリッド表示でcommand-option-クリックすると、サイドバーの登録アイテムを活用して、Finderで表示してくれる。
画面共有
- 画面共有の環境設定は「表示できる領域に合わせる」を選択しておくと、素早く表示されて幸せ。
- 「フルサイズで表示」していると、画面共有直後の表示が更新されず、真っ黒な状態が続いてしまう...。
- Wake on Demondによって、スリープ中のMacBookも遠隔操作できるようになった!
iPhone・iPod Touchで遠隔操作
プリンタとスキャナ
- プリンタドライバは自動インストール*1の対象だが、スキャナドライバについては自動インストールされない模様。
- EPSON GT-9800F スキャナは、インストールDVDの「近くにあるプリンタ、および一般的なプリンタ」にチェックしてインストールすれば、プレビュー.appで認識された。
- AirMac Extreme または Time Capsule でUSB接続したプリンタは、LAN経由で印刷可能になる。
USB接続による違い
- AirMac Extreme または Time Capsule でUSB接続したプリンタで印刷する場合...
- プリンタを利用するには、そのプリンタのドライバが必要。
- プリンタを動かす処理は、プリント操作をしたMacBookで実行される。
ハードディスク容量の計算方法
- ハードディスクメーカーは、一貫して1KB=1000バイトで計算していた。
- OSX 10.6から、ハードディスクメーカーと同じ計算方法に変更された。
OSX 10.5まで | OSX 10.6から | |
---|---|---|
1KB | 1,024バイト (2の10乗) |
1,000バイト |
1MB | 1,048,576バイト | 1,000,000バイト |
1GB | 1,073,741,824バイト | 1,000,000,000バイト |
1TB | 1,099,511,627,776バイト | 1,000,000,000,000バイト |
- TBの単位においては、なんと10%近くも差が出てしまうのだ。TBが一般的になりつつある時代において、単位の統一は好ましいことだ。
- そんな訳で、Snow Leopardにしてハードディスクの空き容量が増えたと、単純には喜んではいけない。
- OSのサイズは実際、小さくなっているのだが、数十GBも空き容量が増えるのは、計算方法の変更によるものだったのだ。
所感
- 6年前に購入したプリンタやスキャナが、Snow Leopardでより快適に利用できるようになって嬉しい。
- 今まで、無線LAN経由のプリントには憧れていたのだが、肝心な時にプリンタを認識しないとか、2回目の印刷からうまく動かないとか、そんな状況に陥ってしまい、結局、USB接続で印刷するのが一番確実な方法だった。(たぶん、自分の設定が悪いのだと思う...。)
- Snow Leopardでは、プリンタに関する悩みはほぼ解消された。USB接続することもなく、いつでも無線LAN経由で快適に印刷できるようになった。ところが、印刷したい欲求は激減した。
- せっかく快適な印刷環境になったのだが、iPhone・iPod touchでPDFやPNGのファイルを共有して、場所を選ばず、見たい時にいつでも表示することができるようになってしまったのだ...。
- GUIの細かなチューニングで、操作性が格段に向上した。ちょっとしたことなんだけど、嬉しい改善が多い。
- メニューバーのタイムマシンは、OFFの場合グレー表示されるようになった。
- メニューバーのAirMacで...
- リスト表示の中で電波強度を表示してくれるようになった。
- 円弧のラインが点滅して、ネットワーク検出中の状態も確認できるようになった。
- Dockのグリッド表示で、スクロールとフォルダ階層移動が可能になった。(Finder感覚で使える)
- ファイルを開くダイアログウィンドウで、不可視ファイルの表示が可能になった。(command-shift-.)
- Finderの検索で、デフォルトの検索範囲を「現在のフォルダ内を検索」に設定できるようになった。
- スピードは向上し、メモリやハードディスクは節約され、Wake on Demandでスリープを最大限活用して省エネになった。
- MacBookの電源を落とす機会は滅多にないのだが、起動と終了が早くなったことは、やはり嬉しい。再起動の待ち時間は激減した。
- (自分の感覚だが)swapファイルの確保も少なくなったように感じる。
- ハードディスクの空き容量の増加は、計算方法の違いによるところが大きい。
自分の利用環境では、今回のバージョンアップは、過去との互換性(プリンタ・スキャナ・操作性など)を最大限保ったバージョンアップだった。多くの変更が「改善」と感じられた。Snow Leopardにして良かった。
気に入らない変更や勝手な要望
- Exposeでウィンドウ配置する時、相対的なウィンドウサイズが無視されるようになってしまった...。Leopardまでの配置アルゴリズムの方が好み。
- Dockに格納したウィンドウ&全スペースのウィンドウも表示してくれる仕様になったので、このような仕様になったのかもしれない。
- (相対的なサイズを忠実に守ると、小さ過ぎて内容を確認しずらくなってしまう?)
- メニューバーのアナログ時計の視認性を高めて欲しい。
- 5分ごとの目盛を付ければ、何時何分かの視認性が高まるのに...。
- ...と思っていたら、素晴らしいソフトウェアに出会う。MagiCal
-
- 解決してしまった!(感謝です!)
- タイムマシンのバックアップ時にコメントを書き込みたい。(そう、GitやSubversionのように。)
- 現状は、OSXのバージョン、あるいは日時だけが、バックアップの内容を特定する手段。
- インストールされた各種アップデータなども表示されると、さらに使い易くなるのだが...。
- スキャナ ドライバも自動インストールして欲しい。
- Time Capsule + USB接続 + スキャナ でも、LAN経由で利用できるようになって欲しい。