152GBの内訳と500GBの入手

HD(ハードディスク)を交換した。今回は特に壊れた訳ではなく、それまで使っていた容量160GBのHDの空きが、僅か8GBになってしまったから...。それにしても、152GBも一体何に使っているのか?と思って、調べてみた。

内訳リスト

1GB以上のフォルダについて、中身が想像できるくらいまで追ってみた。

  • /Users(111.1 GB)
    • /ピクチャ(52.5 GB)
    • /ミュージック(13.7 GB)
    • /ムービー(13.1 GB)
    • /ダウンロード(12.1 GB)
    • /ライブラリ(10.8 GB)
      • /Application Support(4.7 GB)
      • /VirtualBox(3.1 GB......起動ディスクイメージ)
      • /Caches(1.4 GB)
    • /書類(4.3 GB)
  • /Library(17.1 GB)
    • /Application Support(11.2 GB)
      • /StationTV LE 2(6.5 GB......地デジの録画映像)
      • /GarageBand(2.0 GB......様々な楽器をサンプリングした音色データ)
      • /iDVD(1.8 GB......iDVDのテーマ)
    • /Audio(1.4 GB......GarageBandのループサウンドが1000曲以上)
    • /Printers(1.3 GB......プリンタドライバ)
  • /Applications(8.0 GB)
  • /System(4.8 GB......FrameworkとかCoreServiceとか)
  • /Developer(3.5 GB......Xcode等の開発環境)
  • /usr(2.3 GB......自分でmake・installしたソフトウェア)
  • /private(1.4 GB......ほとんどがキャッシュだと思う)
  • /opt(1.3 GB......MacPortがインストールする領域)


無駄だと思う部分

  • /Users/ダウンロード(12.1 GB)
    • webブラウザでダウンロードしたファイルが残っている。元々、webに存在していたもの。
    • だから自分の場合、ほとんど削除してしまって問題ないはず。
    • しかし、中にはダウンロードできなくなった過去バージョンもあるかもしれない。気を付けることにする。
  • /Users/ライブラリ/Caches(1.4 GB)
    • 上位をSafariFirefoxiTunesのキャッシュが占める。
    • その中でも、SafariのWebpage Previewsの画像がかなりの量。
    • 最大1265×2108サイズのwebページのスクリーンショットが3000枚以上あった。
    • Safari >> Safariをリセット >> すべてのWebページ・プレビュー・イメージを取り除くにチェックを入れてリセットで、削除できた。


  • /Library/Application Support/StationTV LE 2(6.5 GB......地デジの録画映像)
    • いつだか録画した地デジの番組が残っていた。即、削除して問題なし。
    • StationTVを起動して、ライブラリから削除した。
  • /private(1.4 GB......ほとんどがキャッシュだと思う)
    • 調べてみると、Xcodeのプリコンパイルヘッダーが1GB以上を占めていた。(以下のパス)
    • /private/var/folders/7t/7txMamB9F3yDjLEWm4P1ik+++TI/-Caches-/com.apple.Xcode.501/SharedPrecompiledHeaders
    • 無駄な領域なのだろうか?よく分からない。だから、削除するのは怖い。
    • Xcode >> キャッシュを空にする... を実行して、綺麗さっぱり削除できた!但し、以下の警告が出た。


  • /Library/Printers(1.3 GB......プリンタドライバ)
    • 接続しているのはCanonのBJ F900のみ。なのに、他メーカーも含めすべての機種のドライバがインストールされている。
      • 実は、SnowLeoprd発売当初、エプソンのスキャナGT9800が利用できなくなった。
      • その対策として、すべてのプリンタドライバを追加インストールすると、GT9800を利用できるようになった。
      • その名残として、未だに1.3GBの全ドライバがインストールされていたのだ。
    • SnowLeopardではプリンタドライバもネットワークから探して自動インストールしてくれるはず。
    • 一旦すべて削除して、MacBookを再起動、システム環境設定 >> プリントとファックスでBJ F900を取り除いてから、追加し直すと、必要なドライバの自動インストールが始まった。
      • もっと単純に、ソフトウェア・アップデートを実行すれば、必要なドライバをインストールしてくれるようだ。(プリンタ・スキャナどちらも)
    • BJ F900のドライバだけなら、90.8MBしかない。かなり節約できた!
    • 心配したエプソンのGT9800スキャナもちゃんと利用できた。(スキャナのドライバはどこにインストールされているのだろう?)

ハードディスク選び

以上、全部削除したとしても、およそ22GBくらいにしかならない。そして、キャッシュやダウンロードするファイルは、またすぐに溜まってくる。
一方、セコセコ調べて、地道に節約するのがバカらしくなるくらい、今時のハードディスクは感動的なコストパフォーマンスで販売されていた。

今のハードディスクの3倍以上の容量で、この価格...。もう、迷うことなく買ってしまった。

  • とりあえず、容量300GB以上のHDをピックアップして、
  • 1GBあたりの単価が安い順に並べて、
  • 口コミを見て、満足度や不具合の状況等を確認した。(口コミや評価の件数が少な過ぎると、情報に偏りがあるかもしれないと思いながら)
  • 問題なさそうだと思って購入したのは、結局、一番売れ筋の奴だった。


ハードディスクはいずれ壊れる。壊れる前に、より高性能かつ、より巨大な容量に新陳代謝していく方が、たぶん幸せを感じられる。ハードディスクが逝ってしまって、世界にたった1つの大切なデータを喪失してしまう不幸にならないように。

過去の経験

但し、どれくらいの頻度でHDが壊れるかは未知数である。稀な事例ではあるが、初代MacBookを購入して半年の間に2度壊れた経験がある。2度目は、交換後1ヵ月以内の故障だった。


...続きがある。上記故障は、調査の結果、リコール対象(2010.2.15)となった。自分の故障から、3年以上経過した後の出来事。

教訓

枯れた技術を選ぶこと。初代、最新、仕様変更後の初期ロットには要注意。バックアップ重要。

交換作業

データの移行
  • 新しい500GBのHDを外付けケースに入れて、USB2.0で接続した。
  • ディスクユーティリティ.appで、新しい500GBのHDを初期化。(起動ディスクと同じ名前にした)
  • ディスクユーティリティ.appで、起動ディスクを選択して、復元を選択。
    • ソース:起動ディスク
    • 復元先:新しい500GBのHD
  • 復元ボタンを押すと、4時間ほどで新しい500GBのHDに環境を丸ごと移行できた。
  • その後、念のためTimeMachineのバックアップもしておく。
工具
作業
  • コインでバッテリーを取り外す。
  • ネジを3箇所緩めて、側面のL字型のカバーを取り外す。
  • ハードディスク取り出しベロをつまんで引っ張り出す。
  • 側面のネジを4箇所緩めて、取り付けカバーを外す。
  • あとは逆の手順で組み上げて完了。
    • L字型のカバーを取り付ける時、緩衝材が邪魔をする場合がある。
    • 自分の場合は、マイナスドライバーで緩衝剤を内側に押し込みながら取り付けると、無理な力を入れずに正確にはまる。

これで、広大な347GBの自由が手に入った!

TimeMachineのバックアップ
  • 晴れて、新しい500GBのHDから、以前と同じ環境で起動できるようになった。
  • 但し、TimeMachineの初回は、フルバックアップになってしまった...。
  • 有線LANで接続しても、4時間以上バックアップの作業が続いた。
  • これを恐れて、起動ディスクと同じ名前で初期化したのだが、無駄な努力だった。
  • 果たして、差分バックアップとして移行する手段はあるのだろうか?
ハードディスクが引き抜けない時
  • 作業自体は5分で終わる簡単さなのだが、実は今回、ハードディスクが引き抜けなくて悩んでしまった。
  • 結局、すべてのネジを取り外して、キーボードを含むトップカバーを取り外して交換してしまった。
  • ハードディスクが引き抜ければ、こんな無駄な努力は必要ないのだが、どうして引き抜けなかったのか?たぶん...
    • 4時間に渡るディスクユーティリティの復元で、取り出したハードディスクがかなり熱くなっていた。
    • ハードディスクの側面は、ゴムの溝で固定されるようになっていて、その熱で滑りが悪くなっていた。
  • おそらく、1時間くらい放置して、十分冷えてから作業すれば、無理なく引き抜けたのかもしれない。
  • キーボード一体型のトップカバーを取り外すには、相当な数の小さなネジを外し、再び取り付ける必要がある。(慣れないと1時間コース)
  • 特に取り付ける時、ネジ穴に小さなネジをセットするのが面倒臭い。マグネット式の精密ドライバーが欲しくなった。

*1:自分のマシンは、バッテリが交換できるタイプのMacBook