メール.appの文字化けの悩み
先日、MacBook Pro RetinaをOSX10.8.2にアップデートしたら、一部のメールに文字化けが発生するようになってしまった...。送ったメールが、宛先にちゃんと届いて、ちゃんと読めることは、メールとして当り前の機能なのだけど、どうもアップルはこの辺の基本機能を失敗することが多い。
- サポートメールさえまともに届かないMobileMeになってしまったのか? - ザリガニが見ていた...。
- Leopard Mail.appの送信済みフォルダの文字化け対策の試行錯誤 - ザリガニが見ていた...。
過去にも幾度かの文字化けを経験して、その都度、自分ができる限りの対策をしてきた。最終的にOSのアップデートで修正はされているのだが、それには時間がかかる。そもそも過去に幾度も文字化けしてその対策をしているのだから、その経験を生かして欲しいものだと願う。2012年の今でも、最新のOSで文字化けに悩んでしまうとは、思っていなかった。歴史は繰り返されるのか...。
現象
- 一部のメールが文字化けする。
- 主に「本文」が文字化けするが、宛名が書かれた「宛先」が文字化けしていることもある。
- 同じ送信元のメールは過去、OSX 10.8.1までは問題なく表示されていた。
- 隣のMacBook OSX 10.6.8のメールで確認すると、問題なく表示されている。
- iPhone・iPadで確認しても、問題なく表示されている。
- iCloudにSafariでアクセスしてメールを確認すると、問題なく表示されている。
- Gmailに転送して、SafariでGmailを確認しても、問題なく表示されている。
つまり、原因はメール.appの性能の問題であることは明白!
試行錯誤1
試行錯誤2
- OSX 10.8.1では文字化けしないことが確認されているので、OSXのバージョンを戻せば解決することは分かっている。
- しかし、既にアップデート後2,3日経過していて、その間iPhotoなどのバージョンアップもあって、写真も数百枚取り込んでいる。
- メールの文字化け解消だけのために、今さら以前のバージョンに戻すのもちょっと大変な作業なので躊躇している。
- そこで、Time Machineでメール.appだけ、バージョンを戻そうと試みた。
- なるほど。ルート権限でないと書き換えはできないようだ。
$ sudo mv /Applications/Mail.app /Applications/Mail.app.back
Password:
- これでメール.appの名称を変更して、Time Machineから再度復元してみると、古いバージョンのメール.appに戻った。
- しかし、OSX 10.8.2環境では、メール.appの旧バージョンは動かないようだ...。
- この後、パッケージの中身を覗いて、Info.plistとversion.plistを最新のメール.appのものと差し替えてみたが、ダメだった。
- メール.appの起動途中で強制終了してしまう...。
- メール.appの6.1にはOSX 10.8.2の環境が必要なのだ。
メール.appのバージョンダウンは諦めた。
試行錯誤3
試行錯誤4
- iCloudやGmailのページをSafariで開けば何の問題なく読めることは分かっているので、
- 以下のAppleScriptをQuicksilverに登録して、ショートカット一発で呼び出せるようにしてみた。
tell application "System Events"
open location "https://www.icloud.com/#mail" --iCloud
--open location "http://mail.google.com" --Gmail
end tell