iOS7の使い心地
フリックの達人
iOS7ではフリックが進化したと思う。
- フリックする位置と方向によって、様々な便利機能に素早くアクセスできるようになった。
- 画面外周からのフリックについては、画面表示エリアの外側から操作を開始するのがコツ。
縦方向のフリック
- 縦方向にフリックには、iOSとしての機能が割り当てられている。
操作 | 呼び出される機能 | 操作環境 |
---|---|---|
画面外周上端から下方向にフリック | 通知センターを表示 | ロック画面、ホーム画面 |
画面外周下端から上方向にフリック | コントロールセンターを表示 | ロック画面、ホーム画面 |
画面内側を下方向にフリック | Spotlight検索 | ホーム画面 |
横方向のフリック
- 横方向のフリックには、アプリケーションに対する操作が割り当てられている。
操作 | 呼び出される機能 | 操作環境 |
---|---|---|
画面外周左端から右方向にフリック | リスト階層をルート方向に遡る | 電話、メッセージ、メール、メモ、リマインダー等 |
画面外周左端から右方向にフリック | 戻る | Safari |
画面外周右端から左方向にフリック | 進む | Safari |
リスト項目を左方向にフリック | 削除、その他様々な機能へアクセス | メール、リマインダー等 |
リスト項目を左方向にフリック | 削除 | 電話、メッセージ、メモ |
画面内側を右方向にフリック(どの位置でフリックしてもOK) | ロック解除 | ロック画面 |
画面内側を左右方向にフリック(どの位置でフリックしてもOK) | ビデオ・写真・スクエア・パノラマのモード切替 | カメラ |
Safari
- Safariには、Webページの表示エリアを可能な限り最大化しようとする意図が感じられる。
URLバーとツールバーの表示モード | フルスクリーンモード |
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- URL欄と検索欄も融合され、視認性の向上、入力操作のやり易さが感じられる。
- ブックマークバー = お気に入り になった。
- ステータスバーの1タップ = URLバーとツールバーの表示モード になった。
- ステータスバーの2タップ = ページトップへ移動した。
- 画面外周の下端を1タップ = URLバーとツールバーの表示モード になった。
- ページ上端・下端での上下フリック = URLバーとツールバーの表示モード になった。
- ページ途中での上方向へのフリック = フルスクリーンモード になった。
- ページ途中での下方向へのフリック = URLバーとツールバーの表示モード になった。
- ページ途中での下方向へのスワイプ = 直前の表示モード が維持された。
- フリック = スクロール慣性を維持しながら、画面から指が離れる。
- スワイプ = スクロールを一旦停止してから、画面から指が離れる。
- タブ切替のページで左方向へフリック = タブを閉じる。
- 上記以外にも、様々なアプリに、未知なる便利なフリック操作が隠されているはず。
地味に感動
- なんと!時計アプリのアイコンは、秒針までリアルタイムに更新されている。(ステータスバーの17:22と一致)
- ちなみにiOS6以前から、カレンダーアプリのアイコンは、カレンダーと連動して、日付と曜日が更新されていた。
嬉しい機能
どの機能もよく使うので、じわっと嬉しい。痒い所に手が届く感じ。
通知センターの天気予報
- 通知センターに天気予報が表示されるようになった、はずなのだが...自分のiPhone4Sには、なぜか表示されない。
- なぜだー?と思って探しまくると、設定 >> プライバシー >> 位置情報サービス >> 天気=有効 で表示されたのだ。
- 一旦、天気予報が表示されるようになると、設定 >> プライバシー >> 位置情報サービス >> 天気=無効にしても大丈夫。
- ちなみに、天気以外の通知センターに表示する内容については、設定 >> 通知センター で表示・非表示を切り替えられるはず。
マルチタスキング
- 以前と同様に、ホームボタンの2度押しで、マルチタスキング画面(アプリ切替画面)になる。
- マルチタスキング画面でアプリのページビューを上方向にフリック = バックグラウンド アプリの終了
- ちなみに、2本指フリック、3本指フリックによって、同時に2アプリ、3アプリの終了が可能になった。
- 但し、ページビューは削除されるのだけど、なぜかアイコンだけが残ってしまう場合があった...。
2本指で、2アプリ終了 | 3本指で、3アプリ終了 |
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ところで、すべてのアプリを一気に終了する方法はないのだろうか?
- 残念ながら、iOS7でも全アプリを一気に終了することはできないようだ。
- 但し、DRMemoryのようなアプリを使ってメモリを解放することで、アプリを終了するのと同等の効果はあるはず。
- アプリの履歴は残っているが、アプリは終了され、メモリを解放した状態になるのだ。
- つまり、iPhoneを電源オフして、再起動した直後と似たような状態になると思われる。
- しかし、何らかの問題がない限り、メモリ管理はiOS7に任せておいた方が無難かも。
- 何らかの問題 = 例:特定のアプリがバックグラウンドで起動していると異常にバッテリーの消耗が早い、など。
- ユーザー側のお節介なアプリ終了や、メモリ解放よりも、進化したUNIXのメモリ管理の方が優秀だったりする。