MacBookでメニューバー右側のアイコンメニューが文字メニューと重なって操作できない時の対策
ここで言うメニューバー右側のアイコンメニューとは、Spotlighteや日本語入力システムのことえり、時計、AirMac...、アップル以外ではGoogle Notifier、dolipo...などのメニューバーに常に表示され続ける、便利な機能を提供してくれるソフトウェアのアイコンメニューのこと。(もしかしたら、メニューエクストラと呼ばれているかも。)
自分の作業環境を便利にしてくれるツールが多いので、ついついたくさん登録しがちなのだが、今となっては狭いMacBookのディスプレーでは、油断しているとすぐにアプリケーションの文字メニューと重なって見えなくなってしまう状況に陥る。特にRadRailsやXcodeなど開発環境は文字メニューが充実しているので、なるべく少なく厳選したつもりでも、必ずアイコンメニューのいくつかは見えなくなってしまう。そんな時は文字メニューの短いアプリケーション、例えばFinder等に切り替えて、アイコンメニューを表示して操作していた。(こんな時、みんなどうしているんだろう?)
ところが、いよいよFinderにしてもアイコンメニューが見えなくなってしまうという状況になってしまった。さすがにこの時は、便利といえどもアイコンメニューを登録し過ぎかもしれないと思い、利用頻度が低そうなものを削除した。しかしその後も、新しいアイコンメニューを試す度に、別のアイコンメニュの何か一つ削除しなくてはならない状況で、面倒くさい。要は、Finderよりも文字メニューが少ないアプリ、究極は文字メニューを持たないアプリケーションがあればいいのだ。以前そんな目的のアプリケーションがあった気がしたのだが、最近検索してみたが、見つけることは出来なかった...。それなら自分で作ってしまうことにする。(簡単にコーディング不要で出来ると予想して。)
MinimumMenuプロジェクトの開始!
ビルドして進行
- いきなり、プロジェクトウィンドウの「ビルドして進行」アイコンをクリックして実行してみる。
- 白地のウィンドウが開かれて、メニューバーがMinimumMenuのメニューになった。
目指すもの
- アイコンメニューをたくさん表示することが目的なので、ウィンドウは不要。表示されないようにしたい。
- 現在のメニューは「MinimumMenu File Edit Format View Window Help」と表示されている。全部表示されないようにしたい。
ウィンドウを表示しないようにする
- グループとファイルのリストから「Resources >> MainMenu.nib」をダブルクリックして、Interface Builderで開いた。
- 「Window」アイコンを選択して「コマンド + 1」キーを押す。
- 表示されたウィンドウの中の「Visible At Launch」のチェックを外した。
メニューを削除
- 今度は、上の方に表示されている「MainMenu」ウィンドウでの作業。
- 「Help」メニューをゆっくり3回クリックして、サブメニューが表示されずに選択された状態にして、「delete」キーを押すと削除できた。
- 上記の操作ですべてのメニューを削除してしまった。
以上の作業を完了して、一旦Interface Builderを保存しておいた。
動作確認
- Xcodeに戻って、再度、「ビルドして進行」ボタンを押して実行してみる。
- MinimuMenuが起動した。
- ウィンドウは表示されない。
- メニューは「MinimumMenu」のみ表示されている。
- Interface Builderで全部のメニューを削除したつもりだったが、アプリケーション名のメニューだけは表示された。(削除できないようだ)
- よくよく考えたらアプリケーション名のメニューは、終了する時にも必要になるはず。「コマンド + z」キーを押して(操作履歴を一つ過去に戻す)、「New Application」のメニューだけは復活させておいた。(後々、環境設定も追加したくなるかもしれないので。)
以上で、何の工夫も無いがアイコンメニューをできるだけたくさん表示するという当初の目的は達成できた。文字メニューに重なって見えないアイコンメニューを表示したい時は、MinimumMenuにアプリケーション切り替え(コマンド + タブ)すればいいのだ。