Aptana 1.1.6 + RadRails 1.0.1の日本語環境が快適

ふと、以前導入を諦めた*1Aptanaを試してみた。すると、以前の環境で悩んでいた問題はすべて解決され、予想以上の快適さだった!Railsでコードを書くには、シンプルで軽快なコードエディタとタブ管理機能付きのターミナルでも十分なのだけど、至れり尽くせりの統合開発環境というのも、使い始めてみるとまたいい。

ということで、日本語環境にするまで以下の手順でやってみた。(基本的なところは、以前試してみた方法と変わらない。)

マシン環境

ダウンロードページへのリンク

Aptana Studioのインストール

  • Aptana Studio 1.1をダウンロードして、Aptana_Studio_Setup.dmgをマウントする。
curl http://ec2-67-202-39-216.compute-1.amazonaws.com/downloads/current/MacOSX/Aptana_Studio_Setup.dmg >> ~/Downloads/Aptana_Studio_Setup.dmg
open -a Finder ~/Downloads/Aptana_Studio_Setup.dmg

日本語化

  • pleiades_1.2.1をダウンロードして、インストールする。(自分の環境ではpleiades_1.2.2.p4ではAptanaが起動できなかった。)
curl http://globalbase.dl.sourceforge.jp/mergedoc/29174/pleiades_1.2.1.zip > ~/Downloads/pleiades_1.2.1.zip
unzip -o ~/Downloads/pleiades_1.2.1.zip -d ~/Downloads/pleiades_1.2.1
cp -R ~/Downloads/pleiades_1.2.1/features/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades /Applications/Aptana\ Studio/features
cp -R ~/Downloads/pleiades_1.2.1/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades /Applications/Aptana\ Studio/plugins
echo -e '\n-javaagent:../../../plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar=default.splash' >> /Applications/Aptana\ Studio/Aptana\ Studio.app/Contents/MacOS/AptanaStudio.ini
AptanaStudio.iniファイルの確認
open -e /Applications/Aptana\ Studio/Aptana\ Studio.app/Contents/MacOS/AptanaStudio.ini
  • 上記コマンドで、以下の内容が確認できた。(ウィンドウを広げた方が見易い。)もし、最終行が重複しているようであれば、重複している行は削除しておく。
-vmargs
-Xdock:icon=../Resources/aptana.icns
-XstartOnFirstThread
-Xbootclasspath/p:../../../plugins/org.eclipse.jdt.debug_3.2.1.r322_v20070130/jdi.jar
-Xms128m
-Xmx384m
-Dorg.eclipse.swt.internal.carbon.smallFonts
-Dorg.eclipse.swt.internal.carbon.noFocusRing
-javaagent:../../../plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar=default.splash

以上の操作が完了したら、Aptana Studioをダブルクリック。見慣れた日本語に迎えられて、幸せな気分!

インストール直後のプラグインのアップデート

  • メニューバー「ヘルプ >> ソフトウェア更新 >> 検索およびインストール...」を選択。
  • ラジオボタン「現在インストール済みのフィーチャーの更新を検索」を選択。「終了」ボタンを押す。
  • 更新サイトのミラーリング → 一番上の更新サイトを選択した。
  • 「インストールするフィーチャーの選択」で、見つかった項目をすべて選択。
  • あとは流れに沿ってひたすら「次へ >」ボタン。(途中、使用条件の同意が必要)
  • 最後に「終了」ボタンでダウンロードが始まった。
  • ダウンロードがずんずん進んで「署名なしのフィーチャーをインストールしようとしています。」 → 構わず「すべてインストール」ボタンを押した。
  • 「ここで再始動しますか?」→「はい」ボタンを押す。

Aptana Studioが起動しない時

    • アクティビティモニタで、「すべてのプロセス」を「aptana」 で検索すると、実行中のプロセス「AptanaStudio」を発見。→終了させる。
    • その後、Aptana Studioアプリケーションのアイコンをダブルクリックして再始動した。(反応しない場合は、何度か上記のプロセス終了の操作を繰り返した。)

プラグインの新規追加インストール

RadRailsプラグインと、Subversionと連携するためのプラグインをインストールした。

  • メニューバー「ヘルプ >> ソフトウェア更新 >> 検索およびインストール...」を選択。
  • ラジオボタン「インストールする新規フィーチャーを検索」を選択。「次へ >」ボタンを押す。
  • 「検索に含めるサイト」で以下の項目を選択して、「次へ >」ボタンを押す。
  • 「インストールするフィーチャーの選択」で、もう一度同じ選択をした。
  • あとは流れに沿ってひたすら「次へ >」ボタン。(途中、使用条件の同意が必要)
  • 最後に「終了」ボタンでダウンロードが始まった。
  • ダウンロードがずんずん進んで「署名なしのフィーチャーをインストールしようとしています。」→構わず「すべてインストール」ボタンを押した。
  • 「ここで再始動しますか?」→「はい」ボタンを押す。

debug関連のインストール

  • debug環境をサポートするため、以下のツールをgemによってインストールするように勧められた。
  • Auto-install gemsウィンドウの「インストール」ボタンを押して、パスワードを入力するとダウンロードが始まった。

ビューの設定

  • RadRails用のパースペクティブ*2の割り付けが何故かおかしい...。(サーバーとコンソールしか表示されていなかった。)
  • メニューバー「ウィンドウ >> ビューの表示」で以下の設定を追加した。
  • ビューの配置は、タブをドラッグ&ドロップで移動できる。

環境設定

  • メニューバー「ウィンドウ >> 設定...」を選択。
  • 日本語化されているので、細かいところまでかなり理解できる。以下、自分が変更した設定。
    • 一般 >> エディタ >> テキスト・エディタ
      • 表示されるタブ幅: 2
    • 一般 >> ワークスペース
      • テキスト・ファイル・エンコード: その他: UTF-8
      • 新規テキスト・ファイルの行区切り文字: その他: Unix|
    • 一般 >> ワークスペース >> ローカル・ヒストリー
      • ファイルを保持する日数: 180
      • ファイル当たりの最大エントリー数: 1000
      • 最大ファイル・サイズ(MB): 100
    • Rails >> 構成
    • Ruby >> Rake
      • rake path: /usr/bin/rake
    • Ruby >> インストール済みのインタープリタ
      • 名前: usr、ロケーション: /usr、タイプ: 標準VM
    • チーム >> SVN
      • SVNインターフェース: SVNKit(Pure JAVA)


以上で設定完了!

新しい機能

自分が今まで知らなかった可能性もあるが、以下の機能が目に付いた。

  • 新規Railsプロジェクトを作成する時、データベースの種類や、Railsのバージョンを指定できるようになった。
  • html、js、cssの入力サポートツールが追加された。
  • 空白文字(半角スペース、改行、タブ)の表示が出来るようになった。
  • HTMVCの切り替えスイッチが付いた。(編集中のコードに関連するヘルパー、テスト、モデル、ビュー、コントローラーを呼び出せる。)
  • リファクタリング」メニューが追加された。

*1:MacOSX 10.5 Leopard導入後、自分の環境では思い通りに動いてくれなかった

*2:タブウィンドウのことを「ビュー」と呼び、複数のビューが集まって、一つの作業環境パースペクティブを作り上げている。Aptanaウィンドウ右上の小さいアイコンによって、パースペクティブを変更できる。RadRailsデバッグAptana、その他いろいろ、開発作業にマッチしたビューの構成を選択できるようになっている。