MacBookをライブカメラにして、ネットワーク経由で映像を見たい!
MacBook内蔵のiSightの映像を、他の端末で見てみたい。そんな欲求がたまに起こる。例えば、子供が昼寝している部屋を、別の場所から見ておきたいとか。もし、利用環境を限定すれば、いろいろな方法が考えられる。例えば...
- ビデオチャットのアカウントが二つあれば、それを利用する。(.Macのアカウントが二つあるなら、iChatでビデオチャットするとか。)
- Photo BoothでiSightの映像を映しておいて、画面共有やVNCで遠隔操作の画面として映像も確認する。
しかし、上記の方法では映像を確認する端末に、専用のアプリケーションが必要だったり、そのアカウントが二つ必要だったりと、利用環境が限定される。もっと自由に、webブラウザさえあれば手軽に見られるという方法が以下。Apple純正のソフトウェアが実現してくれる。
ダウンロードとインストール
- QuickTime BroadCasterをダウンロードして、インストールした。
設定
QuickTime BroadCasterを起動して、「詳細を表示」ボタンを押して設定開始。
- オーディオ
- 「オーディオストリームを有効にする」...チェックあり
- プリセット: 「DSL/ケーブル - スピーチ」を選択
- ビデオ
- 「ビデオストリームを有効にする」...チェックあり
- プリセット: 「DSL/ケーブル」を選択
- 「データレートの制限」...チェック無し
確認
- 以上の設定をしたら、メニューバーから以下の操作
- ファイル >> 書き出す >> SDP...
- ファイル名: 「isight.sdp」にして、デスクトップに保存しておいた。
web共有
「isight.sdp」ファイルを他のマシンにコピーすれば、同じようにQuickTime Playerで見ることができるが、その都度コピーするなんて面倒だ。Web共有を利用して、ブラウザでアクセスできるようにしてみた。
- システム環境設定の「共有」を開いて、「web共有」をチェックありの状態に。
- 「個人のwebサイト: 」に表示されるリンクをクリックすると、今有効になった自分のwebページが開く。
- デスクトップの「isight.sdp」を「サイト」フォルダに移動する。
- 上記で開いた自分のwebページのアドレスに「isight」を追加して再読み込みすると...
webブラウザでも自分の映像が表示された!満足。これなら、QuickTimeがインストールされている環境であれば、webブラウザを起動すれば、ライブカメラになったMacBookの映像をいつでもチェックすることができる。無線LANに接続したiPhoneやiPod Touchとかでも見られると思うので、かなり使えそうだ。