MacBookを分解してシリコングリス塗り直しの熱対策

Amazonからシリコングリスが届いた!これで必要なものはすべて揃った。あとはバラすかバラさないか、自身のやる気が問題なだけ。もちろん、バラします!*1

用意したもの

  • シリコングリス(安価なのをAmazonで購入)
  • 精密ドライバ+(MacBookのネジを外すため)
  • 精密ドライバー(小さなコネクタの隙間に差し込んで、外す時に役立った)
  • やる気

手順とか注意とか

  • 必要なネジを外していくと、意外と簡単にキーボード&トラックパッド一体型のトップカバーが外れる。


  • ネジの量が結構多いので、組み上げる時に分かるように並べておく必要がある。(ヒートシンク&冷却ファンを外すまでに26個のネジがあった)
  • キーボード&トラックパッド一体型のトップカバーを外す時は、本体と繋がっているので、ゆっくり少しだけ持ち上げてコネクタを外すのを忘れずに。
  • 本体右端に、トップカバーの爪を引っかける部品が4つセットされている。トップカバーを外すとフリーになって傾けると落ちてしまうので、紛失しないように注意が必要。


  • ヒートシンクと冷却ファンは部品としては2つに分かれているが、粘着テープで接続されているので、剥がさず接続された状態のまま外すことにした。
  • トップカバーを外した状態で、冷却ファンは2つのネジで固定されているが、ケーブルの下に隠れて見つけ難い位置にあった。
  • DVDドライブと冷却ファンを跨いで貼られているアルミテープは、冷却ファン側だけ一旦剥がす必要がある。出来れば別のアルミテープを準備した方が良いと感じた。
    • 自分の場合はそのまま貼り直しただけで、とてもはがれ易い状態。好ましくないと思う。

シリコングリース塗り直し作業

  • これは、ヒートシンク取り外し直後のシリコングリースの状態(工場出荷のこの状態は塗りすぎな気がする)
  • 結構パリパリの状態で、乾燥気味だった。

  • その後、シリコングリースを塗り直す。(その写真は撮るの忘れてしまった...。)
  • シリコングリースを塗る時は、その量が重要だ。少な過ぎても密着できないし、多過ぎると断熱材になってしまう。*2
    • 実は2回塗り直していて、1回目はシリコングリースの量が少な過ぎたような気がした。
    • 2回目は少し多めに、コア中央に適量盛って、ヒートシンクでぐりぐり押しつぶした。
  • どれくらいが適量かは、何回か自分で塗り直して探るしかない感じだ。(工場出荷状態ほどにはならないように心掛けた)
  • ヒートシンクを取り付けたら、トップカバーだけ被せて(ネジは外したまま)MacBookを起動して温度の推移を見た方が良さそうだ。

効能

ブログ更新等のアイドル状態で...

塗り直し前
5500回転、53℃前後
塗り直し後
5500回転、50℃前後
  • 温度センサーは少し下がった。手で触った感覚も以前よりは熱さが改善された気がする。
  • 劇的な効果はないが、総合的な熱対策の一つとして取り入れれば、快適さは増す。

最近はようやく、MacBookのトップカバーに手首を置きっぱなしでキー入力できるようになった。熱さはだいぶ改善された。

*1:壊れてしまう可能性もあるので、注意が必要です。特に冬場の静電気は大敵です。そういう意味では高温多湿の夏場は分解には良い季節かも。

*2:シリコングリスの塗り方や量で冷却効率は変わるのか?