MacBook Leopardで便利に利用している隠された設定

Leopardが提供する標準の環境設定からは利用できないが、有効に機能する隠された設定というのが結構ある。それが意外と便利だったりする。自分が有効にしている設定は以下の通り。(非常に多くの隠された設定が存在するが、自分の使い方で実用的と感じて有効にしている設定は、それほど多くないかも。)

  • Finderのウィンドウタイトルにディレクトリのフルパスを表示する。
    • アイコンと共に表示されるパスバーは、ちょっと階層が深くなるとすぐにフル表示できなくなってしまうところがNG。
    • シンプルにUNIX形式のフルパスが表示されるこっちの方が遥かに見易い。
  • スクリーンショットの保存先を ~/ScreenShots に設定する。(自分でScreenShotsフォルダを作成した。)
    • デフォルトはデスクトップに保存されるので、自分の使い方ではあっという間に散らかり放題な状態になってしまう。
    • 専用のフォルダに保存するようにしておくと、とても使い勝手が良い。
  • Dockの表示を左右位置の表示と同じ「2D Black」にする。
  • Dockのグリッド表示で、マウスオーバーされたアイテムをハイライトする。
  • Dockに最近使ったアプリケーション・書類・サーバ、よく使うボリューム・項目を表示するスタックを登録する。
  • Dockにスペース区切りを登録する。
  • Dockで隠されたアプリケーションは半透明表示にする。
  • ヘルプウィンドウを背面に移動できるようにする。(フローティングをオフにする。)
    • フローティングをオフにしただけでは、ヘルプを呼び出した際、そのウィンドウがアプリケーションの後ろに隠れてしまい、クリックしても前面に移動できないという困った事態になる。
    • 便利に使うために、合わせて以下の設定もしている。
  • SafariのDebugメニューを有効にする。
    • 開発メニューと混同しがちだが、Debugメニューもちゃんと存在する。
    • もっとも、開発メニューの機能でほとんど用は足りてしまうが...。
  • ことえりひらがな入力モードで半角スペースを入力する。
    • 全角スペースもoption-spaceで可能。
    • 全角スペースが原因でコードがエラーを出していたという事態を回避できるかも。

専用のアプリケーションを利用する

隠れた機能を有効にするには、一般的な環境設定と同じ感覚で設定できるソフトウェアを利用するのが一番手軽な方法。自分では以下の3つをインストールして利用している。

しかし、上記ソフトウェアがサポートしていなかったり、OSがアップデートした関係で設定しても有効にならない機能があったりする。そんな機能も、以下の方法で有効にできる可能性がある。

defaultsコマンドを利用する

defaultsコマンドは.plist形式のxmlを編集するOSX専用のコマンド。ファイル名を指定して、そこに設定項目名と値を読み書き削除することができる。上記専用アプリケーションが対応していない設定でも、設定項目名と値さえ分かれば、簡単に設定できる。

defaults write com.apple.inputmethod.Kotoeri zhsy -dict-add " " -bool no
killall Kotoeri
  • 設定を変更したら、対象プロセスの再起動、あるいはMacBookの再起動が必要。

Property List Editorを利用する

GUIから操作するdefaultsコマンドのようなもの。既に登録されている項目については、項目名からおおよその機能を予想して値を設定できるところが便利。

  • 例えば、ことえりひらがな入力モードで半角スペースを入力する設定を有効にする時...
    • /Users/bebe/Library/Preferences/com.apple.inputmethod.Kotoeri.plistをダブルクリックすれば、おそらくProperty List Editorが起動して以下のウィンドウが表示される。


    • zhsy >> スペース(空欄)の項目のチェックを外せば、半角スペース入力が可能になる。
    • 同様に、その下に続くその他の文字も設定できることに気付く。
    • 試しに「!」のチェックも外してみると、それも半角で入力可能になった。
    • しかし、ここにあるすべての文字が半角入力可能になる訳ではなかった...。(「ー」はチェックを外しても全角のままだった。)

その他

  • SafariのDebugメニューを有効にする。(検索するとIncludeDebugMenuなのだけど、最近のSafariは以下のキーに変更されたようだ)
defaults write com.apple.Safari IncludeInternalDebugMenu -bool true



以下のリンクからまだ知らない隠し機能が見つかるかもしれない?(素晴らしい情報に感謝です!)