トラックパッドジェスチャにショートカットの連続技を設定する

マルチタッチジェスチャに対応したトラックパッド操作は、慣れてしまうと快適である。さらに、BetterTouchToolをインストールしてジェスチャを自分好みに変更することで、Webブラウザを閲覧する時のほとんどすべての操作はトラックパッドだけで済んでしまう。トラックパッドが便利過ぎて、ショートカット操作さえ面倒に感じる。

  • 2本指を上下に動かして、スクロール。
  • 2本指を左右に動かして、ページ間を戻る・進む。(command-[・command-])
  • 3本指を下に動かすと、閉じる。(command-W)
  • 3本指を上に動かすと、取り消し。(command-Z)
  • 3本指を左右に動かして、タブを移動する。(control-tab・shift-control-tab)
  • 3本指でダブルタップして、ページを再読み込み。(command-R)
  • 右手中指でタッチしながら、人差し指でタップして、command-クリック。
  • トラックパッド上端外側から2本指を下に動かして、新規タブを作成。(command-T)
  • 5本指を上下に動かして、ページ先頭と末尾へスクロール。

当初は上記のように設定して使っていたのだが、1つだけ不満があった。それは「3本指ダブルタップのページを再読み込み」のジェスチャ。ブラウザのキャッシュが効いているからなのか、再読み込みしてもページが最新の状態に更新されない場合がある。そんな時はcommand-option-Eでキャッシュを空にして、その後command-R。これで最新の状態に更新される。

自分の場合、command-Rの目的がページを最新の状態に更新することなので、command-option-Eとcommand-Rは必ずセットで実行してしまう。ならば、command-option-Eとcommand-Rを実行するAppleScriptを作って、そのAppleScriptQuicksilverでショートカットを割り当てて、さらにBetterTouchToolでジェスチャを割り当てれば、幸せな再読み込みになりそう。

しかし、たかが2つの連続ショートカットのために、AppleScriptQuicksilverを噛まさなければならないとは、壮大な遠回りな気がする。せめてBetterTouchToolに、直接AppleScriptを実行する仕組みはないのか?と思って改めて設定画面を見直してみると...

見つけてしまった!直接AppleScriptを実行する仕組みはないのだが、そもそもBetterTouchToolでは、1つのジェスチャに複数のアクションを設定できたのである。

設定方法

  • 設定済みのジェスチャを選択して、
  • Attach Another Actionボタンを押すと、
  • 続けて実行するアクションが追加された!

  • そのアクションにcommand-Rのショートカットを設定。
  • これで3本指ダブルタップは幸せな再読み込みになった!


素晴らしい!Attach Another Actionを繰り返すことで、ショートカットの連続技が設定できるのだ。

注意

  • ちなみにBetterTouchToolでは、1つのショートカットに複数のアクションも設定できるのだけど、
  • アクションとして同じショートカットを割り当ててしまうと、ショートカットの無限ループに陥ってしまう。
    • 下記では、command-Rのアクションとして、command-option-Eとcommand-Rが設定されている。
    • アクションのcommand-Rが実行されると、再びcommand-Rのショットカットが繰り返されてしまう。


  • もし無限ループに陥ったら、対象となるアプリケーションを強制終了するしかない。(と思っている)