USキーボードを選択してMacBookのキー入力環境をより快適に!

二年前にMacBookを使い始めた時から、すっかりUSキーボードが気に入ってしまった。USキーボードを選択したきっかけは、実際に店舗で触ってみて以下の理由から。

  • MacBookになってから、トラックパッドがとってもでっかくなった!
  • これだと、入力中に手のひらが触れてしまい、誤入力になるかもしれない。(慣れの問題もあるが)
  • さらに、日本語キーボードだとホームポジション(FとJの位置)が左寄りになる。(Jの位置がほとんど中央)
    • Windowsマシンのトラックパッドが左寄りになる理由はここにあるが、デザイン性を重視するAppleはそんな対応は絶対にやらなそう。

日本語キーボード
USキーボード

USキーボードの魅力

そこで、USキーボードを実際に使ってみると、思いのほか快適。

  • USキーボードだとホームポジション(FとJの配置)がより中央寄りになる。(完全に中央じゃないけど許せる範囲)
  • 入力姿勢も以前より良くなった。(右肩が凝り気味な感触が無くなる)
  • 英数以外のキー配置が好み。
    • 括弧類は対応する括弧が左右に配置されたキーポジションが好き。
    • コロン系、クォーテーション系はシフトキーで種類を変更できるところが好き。
  • 見た目がシンプル。

日本語キーボードの魅力

すっかり、USキーボード派になってしまった訳だが、唯一、日本語キーボードに魅力を感じるところもあった。

  • スペースキーの左右に配置されている英数キー、かなキーのダブルクリック押しの技が羨ましい。
    • かなモードのつもりで「nihonngo」とか入力してしまうことが、たまにある。
    • そんな時は「nihonngo」の直後で、かなキーをダブルクリックしてみると、「にほんご」となって、かな変換モードになる。(幸せ)
    • 逆に英数モードのつもりで「じゃぱねせ」とか入力してしまった場合は、英数キーのダブルクリックで幸せになれる。(japanese)
  • 英数キーのダブルクリック押しについては、F10キーで代用できるのでOKだが、かなキーのダブルクリック押しについては長い間諦めていた。

ところが、先日まとめた「16名のmacユーザーで利用されているソフトウェアの傾向とか分析とか」のリストの中に素晴らしいソフトウェアが見つかった!

KeyRemap4MacBookが両方の魅力を融合する

キーボードの配列は難しい問題だ。こだわるほどに、個人の嗜好が強く反映される。そんな時、KeyRemap4MacBookをインストールすることで、個人的な欲求をかなり満たすことができた!

USキーボードに かなキー のダブルクリック押しの機能を追加する。(できれば 英数キー も)
  • システム環境設定のKeyRemap4MacBookを開いて、以下のように設定した。
    • For Japanese >> Remap Comand_L Key
      • Command_L to Command_L(+ When you type Command_L only, send EISUU)
    • For Japanese >> Remap Comand_R Key
      • Command_R to Command_R(+ When you type Command_R only, send KANA)


  • 上記設定によって、コマンドキーを単独で押して離した時は、英数キー、又は かなキーとして機能する。
  • 他のキーと組み合わせた時は、いつも通りのコマンドキーとして機能する。

素晴らしい!何とも賢い設定だ!左右のコマンドキーに本来の機能を備えたまま、英数キーとかなキーの機能を割り当てることが出来てしまった。もちろん、ダブルクリック押しもちゃんと機能する。(KeyRemap4MacBookに感謝!)

ファンクションキーのF3・F4・F5に音量調整の機能を割り当てたい

初代MacBookまでは、ファンクションキーにiTunesのコントロール機能は無く、音量調整もF3・F4・F5(消音・小・大)に割り当てられていた。ところが最終モデルのMacBookを購入してみると、F7〜F10にiTunesと音量のコントロールが設定されていた。日本語入力時にF7〜F10を活用したい自分としては、その位置にiTunesコントロールや音量調整があると困った状況になる。
初代モデル
最終モデル

  • 標準のファンクションキーを有効にすれば、日本語変換時にF7〜F10が利用できるが、輝度や音量の調整にはfnキーの併用が必要になる。
  • でも、fnキーは押し難いので、できるだけ使いたくない。

そんな時は、以下の設定で解決した。

  • システム環境設定 >> キーボードとマウス >> キーボード タブ
    • 「F1、F2などのすべてのキーを標準のファンクションキーとして使用」をチェックありに設定


  • システム環境設定 >> KeyRemap4MacBook
    • Remap F1..F16 key >> Remap F1..F5 key
      • F1 to Brightness Down チェックありに設定
      • F2 to Brightness Up チェックありに設定
      • F3 to Volume Mute チェクありに設定
      • F4 to Volume Down チェクありに設定
      • F5 to Volume Up チェクありに設定

ファンクションキーの印字はその機能と異なるけど、これで以前とほとんど同じファンクションキー配列になった!


ところで、いろいろ試行錯誤している中で、もしかしたら以下の設定の方がより良いかもしれないと思い始めている。

  • よく使っていたのはF10でかなを英数に変換だが、コントロールキーと「;」のショットカットの方が、ホームポジションを移動しないので楽かもしれない。
    • コントロールキー + J K L ; で、ひらがな・カタカナ・全角英数・半角英数に変換される。
  • USキーボードになって、コントロールキーが押し難いため利用していなかったが、システム環境設定 >> キーボードとマウス >> 修飾キー...ボタンで、ほとんど使うことのないcaps lockキーをコントロールキーに変更してしまうと、思いのほか使いやすいことが判明。
  • Appleの設定をなるべく受け入れて、それに慣れておくことも必要かもしれない。

キーボードのシステム環境設定と、KeyRemap4MacBookによって、USキーボードに不足していると感じた機能はすべて補完されてしまった。MacBookについては、もはや、かな入力の目的以外では日本語キーボードの存在に疑問を感じてしまうほど。
但し、OSがバージョンアップした時には注意が必要かもしれない。キー設定の機能が働かなくなったり、困った状況になる可能性がある。Appleが標準のシステム環境設定として提供してくれれば良いのだけど...。

ことえり辞書の追加

  • USキーボードとは関係ないが、ことえりの辞書にNADのカタカナ英語辞書を追加している。
  • カタカナ読みが英単語に変換されて、かなり幸せを感じる。
    • 「まっくぶっくにそふとうぇあをいんすとーるする。」→「MacBookにSoftwareをInstallする。」
    • 現在登録数は105000語(凄い!)だそうで、素晴らしい辞書です!手放せません。


USキーボード環境が自分好みになって、文章の入力もストレスなく入力でき、そうすると書くこと(打つこと)が楽しくなってくる。(無駄に入力したくなってくる...。小さい頃、新しい文房具を買って、なぜかその時だけ勉強したくなるのと似ている。)キー入力環境を整えると、ブログの更新頻度が多少は上がるかも?