Time Capsuleのハードディスクを2TBに交換してみた

現在のTime Capsuleは容量500GB。現役で活躍しているMacBook2台もそれぞれHD容量500GB。そうなのだ、Time Capsuleの容量が足りないのだ...。そんな訳で、現状は自分がメインで使うMacBookのみTime Capsuleでバックアップしていた。

ところが、最近は共用しているMacBookにもiPhoneやデジカメを接続して、写真や動画の貴重なファイルが溜まりつつある。これらのデータが消えたら、やはり相当なショックを受けるだろうなと思い始めた。そうなる前に、Time Capsuleに接続して、完全なバックアップをしておきたい。でも、容量が不足している。そこで、Time Capsuleのハードディスクを交換してみようと、決心した。

交換用ハードディスク

最近のハードディスク容量の飛躍は著しい。交換しようと調べてみると、3.5インチHDは2TBが売れ筋商品になっていた。K、M、G、Tと単位が大きくなって、1TB=1000×1000×1000×1000=1兆バイトなのだ*1。もはや、天文学的な容量である。凄い時代になったもんだ、と感慨にふけりながら選んだのが以下。

Time Capsuleの電源を切る

  • 接続しているマシンのTimeMachineは「切」にしておく。
  • AirMacユーティリティを起動して、手動設定 >> ディスク >> ディスク タブ >> すべてのユーザー接続を解除 ボタンを押す。
  • その後、Time Capsuleの電源ラインを潔く抜く。(電源スイッチはない)

Time Capsuleの分解と交換

  • 底面のゴムラバーを剥がす。
    • 最初のとっかかりは、マイナスドライバを差し込んで引っ張り上げた。
    • あとはひたすら手で剥がす。
    • 力技しかないけど、限度を超えるとこうなる。(やっちまいました...)

    • 性能には関係ないし、底面はどうせ見えない。(と慰め、次ぎに行く)
  • 底面ネジ10個を外す。(プラスドライバ)

  • アルミカバーを外す。

  • アルミカバー付属の冷却ファンの電源ラインが本体と接続されている。
  • 冷却ファンの電源ラインをコネクタから引き抜いて外した。
    • コネクタの隙間にマイナスドライバを差し込んで、軽くこじって、引き抜き易くした。

  • スポンジで覆われた温度センサーも剥がした。
  • ハードディスクの電源も引き抜いた。
  • ハードディスクのSATAコネクタを持ち上げながら、SATAケーブルを引き抜いた。

以上で、古い500GBハードディスクの取り外しまで完了。

  • 取り出した古いハードディスクの固定用の突起ネジを外し、新しいハードディスクに取り付ける。
    • これ、忘れ易い。(はい、忘れました)取り付け忘れると、中のハードディスクがカタカタ動きやすい。


あとは元どおりに組み立てる作業。

  • 新しい2TBハードディスクに電源ライン、SATAケーブルを接続しながら、Time Capsuleに入れた。
  • 温度センサーも以前の粘着性能を利用して、貼付けた。
  • 冷却ファンの電源ラインは、マイナスドライバ2本で両サイドを押さえて、コネクタに押し込んだ。
  • 千切れたゴムラバーも丁寧に張り合わせれば、こんな感じ。

無事、交換作業が完了した。(ゴムラバー破ったけど...)

AirMacユーティリティでハードディスクを初期化

  • Time Capsuleに電源コードを接続すると、起動を開始した。
  • ところが、オレンジランプが点滅している。

  • どうやら、交換した2TBハードディスクがうまく認識されていない模様。そういえば、まだ初期化していなかった...。
  • AirMacユーティリティ >> ディスク >> ディスク タブ >> Time Capsule ディスク を選択して、初期化ボタンを押す。
    • 名前:「AirMac ディスク」
    • 確実な消去:「クイック消去(安全性低)」


以上で、2TBハードディスクは認識され、グリーンランプが点灯、正常な状態になった。

TimeMachineの設定

  • これで設定完了と思って、TimeMachineのステータスメニューから「今すぐバックアップを作成」を実行したが、エラーが発生。
  • どうやら、バックアップ先が古い500GBのハードディスクとなっており、見つからずにエラーとなっているようだ。
  • TimeMachineを再設定する必要がありそう。
  • システム環境設定 >> TimeMachine >> ディスクを選択 >> AirMac ディスク(Time Capsule) を選択して、バックアップに使用 ボタンを押す。

以上で、2TBのハードディスクがTimeMachineのバックアップ先に設定され、いつでもバックアップできる状態になった。

バックアップ

以前のバックアップは引き継がずに、新規バックアップするつもり。

  • そんな訳で、只今絶賛バックアップ中...

  • 完了まであと20時間くらいかかりそう。

素朴な疑問

  • Q:ハードディスクを交換すると、AirMacステーションとしての無線LAN設定はどうなるのだろう?
    • A:ハードディスクを交換しても、以前と同じ無線LAN設定が保持される。ハードディスクには、TimeMachineのバックアップと共有ディスクのデータだけが保存されている模様。

*1:2の40乗という考え方もある