DVDのレーベル印刷
前回からの続き。
DVDは焼けた。しかし、さすがにレーベル面が真っ白なままでは味気ない。配る人も、受け取る人も、何のDVDか分からないし、管理に困ってしまう。やはりレーベル面もちゃんと印刷する必要がある。ちゃんと仕上げるとなると、このプリント作業も面倒。幸いレーベル印刷できるプリンターは持っている。しかし、使ったことないし...。案の定、何度か印刷で失敗して、追加でDVDを焼き直して、もう一度印刷を繰り返すことに。面倒なルーチンにハマってしまった。そうならないために、メモを残すのだ。
作業環境
- iMac 5k OSX 10.10.3
- Epson Print CD(レーベル印刷アプリケーション)
- EP-704A(プリンタ)
- 三菱化学メディア Verbatim DVD-R(CPRM) 1回録画用 120分 1-16倍速 スピンドルケース 50枚パック ワイド印刷対応 ホワイトレーベル VHR12JP50V4
内径・外径の設定(command-M)
内径 | 23mm |
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外径 | 118mm |
- DVD-Rのパッケージに書かれた印刷範囲にしておくのが良さそう。
- 失敗(成功の元)
- 最初、はみ出ないように印刷範囲を小さめに設定してしまった。
- 内側と外側に白いレーベル部分が残ってしまい、全然ダメな仕上がり。
- 印刷範囲が最大化するように設定したほうが良い。
- 白いレーベル面が1mmでも残ってしまうと見栄えが悪いので。
- 設定の保存をしておくと、次回以降、設定の一覧から選択できる。
レーベル面の作成
- 表示 >> 200%にしておいた方が、細部まで確認しやすい。
- 画像を貼り付けるには、以下のどちらかで行う。
挿入 >> 背景... | 挿入 >> イラスト... |
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- レーベルをコピーする場合、どちらで挿入しても印刷結果は同じである。
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- ちなみに、EP-704AにはDVDレーベルをコピーする機能がある。(コピーモードにして、メニューボタンを押して選択する)
- それを使えばプリンタのメニュー操作だけでレーベルのコピーが完了する。
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- 但し、独自にデザインする場合は...
- レーベル全体を覆う大きな画像は、背景として指定する流儀のようだ。
- その背景に、文字・イラスト・直線・円・四角形などを部分的に挿入するのだ。
- そのように使った方が仕上がりの状態が目に見えるので、直感的に作業できる。
- 利用可能な素材は、/アプリケーション/Epson Software/Print CD/以下に用意されている。
印刷位置微調整(command-P)
左方向に | 0.3mm |
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上方向に | 0.1mm |
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- 但し、自分の印刷環境において
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- DVD-Rとプリンタの個体差によって、印刷位置が上下左右に僅かにズレて、白いレーベル部分が目立つことがある。
- そんな時は、プリント... >> 印刷位置で0.1mm単位の微調整ができる。
プリント... | >> | 印刷位置 |
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- ところで、この微調整を正確に行うには、二つのことを注意しておく必要がある。
- セットするDVD-Rの方向を一定にすること。
- 微調整する時の上下の方向を間違わないこと。
DVD-Rの方向を一定にする
- 丸いDVD-Rにも、ちゃんと方向がある。
- 最初はこの方向に気付かなくて、何度微調整しても合わずに悩んだ。
- 方向はレーベル外周のテキスト(ブランド名やスペックが表示されている)を基準にする。
- DVD-Rをトレイにセットする時、レーベル外周のテキストを常に同じ位置に合わせるのだ。
- トレイには矢印・穴・凹凸がある。その中で自分が見やすいと思う場所を位置合わせの目印にする。
- 例えば、トレイの矢印を目印にして、常にレーベル外周の「CPRM」の「C」に合わせると決める。
ノウハウ
- 上記ページのマニュアルを見れば、レーベル印刷の手順は理解できる。
- しかし、高い満足度で仕上げようとすると、何度か失敗を繰り返してコツを掴むことになる。
- 今回のように人に頼まれて渡すものなら、なおさら気を使う。
- 何を失敗して、どのようにしたら改善されたのか、そのようなコツを記録した情報がノウハウ。
ノウハウは大事!
- ノウハウがあれば、失敗を繰り返さず、素早く、最高の仕上がりになる。
- マニュアルには書かれていないノウハウこそ、発信する価値ある情報だ!
- 果たして、次回以降のレーベル印刷は、無駄な失敗を繰り返さず、0.1mmのズレもなく仕上がるのか?
ノウハウに期待!