徹底的にエアコンを掃除する その2

...前回の続き

その後、エアコンクリーニングに関するページを彷徨っていると、熱交換器に結露した水滴を受けるドレンパンにも相当な埃・カビまみれになっているらしいことが分かる。実際、エアコンのカバーを開けて、ドレンパンの近くに鼻を近づけると、嫌なカビ臭を感じる。こうなったら、ドレンパンも取り外して清掃するしかない...。再び分解してみた。

電源を抜く

  • 感電したくないので、電源を抜いた。

外枠の取り外し

  • まずは前回同様、エアコンの外枠まで取り外した。


金属カバー

  • 右端の基盤を覆う銀色の金属カバーを取り外した。
  • 金属カバー下部のネジを1本緩めると、簡単に外れた。

温度センサー・温度表示・プラズマユニット

  • 一体構造の温度センサー・温度表示・プラズマユニットを取り外した。(中央右側の水色のプラスチック部品)
    • センサー・表示部をコントロールするため、接続ラインが束になって、基盤の奥で繋がっている。
    • 基盤との接続ラインの外し方が分からなかったので、接続したまま熱交換器上部に置いた。

風向を変える羽根・ドレンパン

コネクタ2箇所
  • ドレンパン自体は、プラスック製のV字形の受け皿にすぎない。
  • しかし、風向を変える羽根と一体構造になっている場合が多い。
  • 風向は上下左右にリモコンで操作できる。
  • だから、それを動かすサーボモータも存在する。
  • 本体側の電子基板と接続ラインで結ばれている。
  • よって、ドレンパンを取り外すには、それらの接続ラインも外す必要がある。
  • まず、基盤側からコネクタ(2箇所)を引き抜いた。
レンホー
  • また、ドレンパンには結露した水を排水するために、ドレンホース(排水ホース)が接続されている。
  • それも外す必要があるのだが、冷房しまくりの今の季節、ドレンパン・ドレンホース共に確実に水が溜まっている。
  • 不用意に取り外すと、残っている水が下に溢れることになる。
  • まずはドレンパンに雑巾を差し込んで、残っている水をすべて吸収した。
  • これで安心すると、ドレンホースを外した時に溢れてがっかりする。
  • レンホースの中にも若干の水が残っていて、外した瞬間に溢れる。
  • だから、外す部分に雑巾を当てて、溢れた水が吸収されるように準備しておくべき。(自分の場合、見事に溢した)
  • レンホースには接続フックが1箇所あるので、それを押しながら引っ張ると外れた。
爪3箇所
  • これで、ドレンパンに接続されるものはすべて取り外した。
  • エアコン本体に固定している爪3箇所を外すと、ドレンパンが自由に動く。
  • 熱交換器に当たらないように少し上方向に引き上げると見事、取り外せた!

      • 赤丸で囲った部分は、爪3箇所とドレンホースのフック1箇所の位置。

掃除

  • ドレンパンは想像どおり、かなりの埃・カビまみれ。


  • 配線やサーボモーターを水で濡らさないように注意しながら、雑巾を使って水洗いした。
  • プラズマユニットを取り外した熱交換器は、さらに清掃しやすい状態になった。
  • 前回手の届きにくかったところを、さらに歯ブラシで擦り、入念に磨いた。
  • ドレンパンを取り外して、送風用のファンにも手が届きやすくなった。
    • しかし、羽根の間の埃については、掃除機で吸ってもほとんど取れない。
    • 雑巾で擦って、ファン表面の汚れだけは取り除いた。(そのうち、送風ファンの分解もやってみようか?)


以上、程々に清掃して、組み上げてみた。電源を差して、リモコンのスイッチを入れると、以前の変わらず問題なく動き出す。(壊れてなくて、ホッとした)問題のカビ臭は、冷房開始直後でもほとんど感じなくなった!7年目のエアコン大掃除、かなり満足。